ベネトン研究所の「実験的活動」感じる企画展


企画展「ファブリカ LES YEUX OUVERTS 将来を見据えた目」

   ベネトングループがカルチャーとビジネスの融合を目指して創設した研究所「ファブリカ」の成果を紹介する企画展「ファブリカ  LES YEUX OUVERTS 将来を見据えた目」が2008年3月2日まで、東京・汐留のShiodomeitaliaクリエイティブ・センターで開催されている。1994年に創設されたファブリカの活動の全容を知ることができる。

   ファブリカは、実験的で革新的なベネトンのコミュニケーション・リサーチセンター。ビデオや映画、デザイン、音楽、新聞など、さまざまなプロジェクトに取り組んでいる。今回の展覧会では、ファブリカで実現された数々のプロジェクトが一般向けに公開される。

   目玉のひとつは、雑誌「COLORS」がNGO「国境なき記者団」と共同で編集した特別号「COLORS Notebook」(2006年刊行)の展示。同号は、世界各国の人々に白紙の冊子を配布し、自由に書きこんでもらった内容を、編集者の手を加えずにまとめたもの。言論の自由がなく、差別され虐げられた人々も含め、世界各地の人々の生の声が感じられる趣向となっている。冊子は天井からぶらさげられ、自由に手にとってみることができる。

   入場料は一般700円、団体・学生500円。

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