生まれ変わったサムスン・Galaxy 新デザインと機能に迫る(1)

   韓国サムスン電子がスマートフォン「ギャラクシー(Galaxy)」の最新モデル「Galaxy S6」と「Galaxy S6エッジ(edge)」を同時に発表した。いずれも従来のギャラクシーとは外見や機能面で大きな変化を遂げている。

   サムスンの「本気」が込められた新型Galaxyの魅力を、デザイン、カメラ、充電の3項目から迫ってみた。第1回はデザインがテーマだ。

ベールを脱いだ「Galaxy S6」と「Galaxy S6 edge」
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画面両側が湾曲した「エッジスクリーン」

   スマートフォン(スマホ)の世界シェアで首位に立つGalaxyだが、今回は新モデル開発に際してすべてを「ゼロ」から見直したという。象徴的なのがデザインで、これまでとの違いがはっきりと表れている。

   特徴のひとつが、電話機の背面の素材を従来のプラスチックからガラスに変更した点だ。側面はアルミを使用し、高級感をアピールする。ガラスの下には光を反射する光学フィルムを入れ、光の加減で宝石がキラキラするような輝きを見せる。「ガラスは割れやすい」という懸念を払しょくするために、ひっかき傷に強く耐久性にも優れた米コーニング製「ゴリラガラス4」を採用した。

   もうひとつ、ひと目で違いが分かるのがディスプレー。「Galaxy S6」は従来と同じ平面だが、「Galaxy S6 edge」では画面両側が湾曲した「エッジスクリーン」となっている。「Galaxy Note Edge」でもディスプレーの右側が曲がっているが、今回は両側ともカーブを描いているのが違いだ。スマホで実現したのはサムスンが初めてで、画面を囲む枠(額縁)が狭まって手に持った時に正面から見て「エッジレス」に見え、「手の中で映像が浮き出てくるイメージ」だという。

   開発担当者によると、「生まれ変わったGalaxyをつくりだそう」との掛け声の下で、2つのモデルが誕生した。これほどデザインにこだわったのも異例のようだ。大胆な刷新により、見た目のインパクトはかなり強まった。

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