「防災の日」備蓄食料が賞味期限切れ 消費しながら備える「ローリングストック」

   9月1日は「防災の日」だ。ツイッターには1日中「防災の日」のワードがトレンド入りし、人々の意識は高まっている様子だ。

   備蓄している食品を点検する人が大勢いる中、ツイッターには「賞味期限切れてた...」との書き込みも。

食べて備える「ローリングストック」(画像はイメージ)
Read more...

普段から食べ慣れることにもつながる

「防災の日なので備蓄食を点検したら、今年の冬に買ったカップめんが全て賞味期限切れ」
「防災備蓄品をざっと確認したらあまり備蓄してない我が家でさえ、期限切れの缶入りの防災パン、期限切れ間近のサバ缶、瓶入りカレールー、水4本見つかりました」

   こんな投稿がツイッターで見られる。日頃から災害時に備えて十分に蓄えておくのはもちろん大切だが、期限切れを防ぐために「食べながら備える」という考え方「ローリングストック」を知っておくと良い。

   一般財団法人日本気象協会のサイト「トクする!防災」では、ローリングストックについて詳細を紹介している。

   これによると、日常生活で消費しながら備蓄する。普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったらその分だけ新しく買い足し、常に一定量の食料を家に備蓄しておくのだ。

   食料を一定量保ちつつ、消費と購入を繰り返す。そうすることで、食品の鮮度を保ち、賞味期限切れを防ぎながらも、普段から食べ慣れた食品を災害時にも食べることができて、ストレスを軽減できるのだ。

古い順から食べ、すぐ新しく買い足す

   ポイントは、古いものから消費し、使った分は必ず補充すること。備蓄する食料が古くなってしまわないよう気を付ける。新しい食品を右側に配置し、左側の古いものから使っていくなど工夫し、循環させることが大切だという。消費した分の補充は「必ず直後に行いましょう」とのアドバイスも。

   さらに、食料だけでなく、日常使いできる生活用品にも応用できる。ウェットタオル、カセットボンベ、乾電池、使い捨てカイロなどは、常に一定量、家庭に置いておけば、突然の災害にも対応しやすい。

注目情報

PR
追悼