父親が「パパ」から「親父」に変わる日 思春期男子の心だって繊細です

   男性は、自分の父親を何と呼んでいるのか。小さい頃は「パパ」、「お父さん」だったが、ある時を境に「親父」などと呼び方が変わった、という人も多いのではないだろうか。

   年齢があがるにつれて呼称が変わったのであれば、そのタイミング、きっかけが気になる。J-CASTトレンドは、10代~60代の男性20人を対象に父親の呼び方調査を行った。

父親を「親父」呼びに変えたタイミング (画像はイメージ)
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父に「ダディと呼びなさい」と強制され

   20人中14人が、現在「親父」と呼んでいた。14人全員が、もともとは違う呼び方をしていた。親父呼びに変わったタイミングは、14人中10人が「中学3年(15歳)~高校3年(18歳)」と答えた。残り4人は「小5の頃から」、「一人暮らしをはじめてから(19歳頃)」、「20歳超えた頃から自然と」、「30歳を過ぎてから」とバラバラだった。

   きっかけはなんだろうか。50代の男性は、高校生になってから親父呼びに。それまでは「パパ」と呼んでいたが、「さすがに厳しいかな」と思い始めて切り替えたと明かした。「でも、高校生になっても時たまクセで(パパ、と)言っていました」。

   18歳頃から親父呼びに変わった20代男性は、父親が自らの父を「親父」と呼んでいたことに加え、子どもの頃にアニメで見た親父呼びに憧れがあったことを理由に挙げた。それまでは、男性の父親が海外のノリに憧れがあり、父親を「ダディ」、母親を「マミー」と呼ぶように強制されていたそうだ。「さすがにダディは馬鹿らしいと思ったので切り替えた」。ただ、母親のことはいまだに「マミー」呼びだという。

   最近、「外では親父呼び」するようになった高校1年の男子生徒は、「周りの友達が親父と言っていて、お父さん呼びは恥ずかしくなったから」だと明かした。家の中ではまだお父さんと言っているが、現在「家でも親父呼びに変えるタイミングを見計らっている」とのこと。思春期に少年から大人になろうとしているようだ。

切り替えるタイミングを失いあだ名呼び

   父親のことを現在「下の名前」または「あだ名」で呼んでいる、と答えた人が20人中4人いた。20代の男性は、高校性になってから「お父さん、お母さんと呼ぶのが恥ずかしくなって...」という理由で親父、ではなく下の名前で呼ぶように。

   40代の男性は、小学生の頃から一貫してあだ名呼び。「仕事など公の場では『父親は』と言いますが、友達の前だとクセであだ名のまま話してしまいます。切り替えるタイミングを失いました」と答えた。

   また、20人中2人は、物心ついた頃から変わらず「お父さん」(父さん)と呼んでいた。

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