「新庄剛志監督」をしのぐなら 清原和博、イチローが「指揮官」になる夢

   プロ野球・北海道日本ハムファイターズの次期監督に新庄剛志氏が就任する。2021年10月29日に球団が正式発表した。

   現役選手時代は「新庄劇場」と呼ばれたパフォーマンスの数々で知られる。衝撃の人事に、野球ファンは大盛り上がりだ。さらに、ツイッター上では「新庄監督がアリなら」と現役時代はスターだった「ビッグネーム」の監督待望論が出ている。

日本ハムの次期監督に就任する新庄剛志氏(写真:アフロ)
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巨人戦のテレビ解説で「復帰」

   新庄氏は2006年に日本ハムを引退後、タレントや実業家として活躍。19年に突如プロ野球選手への復帰宣言を行い、20月12月7日の12球団合同トライアウトに参加して適時打を放っている。結果として現役復帰はかなわなかったが、監督という形で球界に戻って来る。

   新庄氏よりもインパクトのある監督人事があるとしたら――。こう考えるファンの間で、ツイッター上に名前が多く挙がっているのは清原和博氏だ。西武ライオンズでの入団1年目、高卒ルーキーながら31本塁打・打率3割4厘を記録。以後は当時の球界を代表するスラッガーとして活躍し、「番長」の愛称で親しまれた。

   一方、引退後の2016年には覚醒剤を使用したなどの罪で有罪判決が下され、17年には野球殿堂入りの候補者から除外。球界復帰には縁遠いとの見方も出ていた。

   ただ2020年6月に執行猶予を満了してからはテレビ出演を開始。21年7月10日の阪神タイガース対読売ジャイアンツ戦のテレビ中継では、関西テレビで12年ぶりに解説を務めるなど、球界との接点も増えてきた。

   こうした背景からか、「新庄監督」に対抗できるインパクトを持った人事として、「清原監督しかいない」と期待するファンが続出している。

対抗できるのは「一茂監督」

   イチローさんの名前も複数挙がっている。米大リーグのシーズン最多安打記録など数々の伝説を残しており、球史の中でも屈指の名選手だ。

   ただ2019年3月22日スポーツ報知によると、シアトル・マリナーズ時代の現役引退会見では自身の今後のキャリアについて「監督は絶対に無理。これは絶対が付く。人望がない」と語っている。もしも監督就任が現実となれば、「新庄監督」超えのインパクトはあり得そうだ。

   現在はタレントとして活動している長嶋一茂さんを監督として推す声も、ツイッター上に複数存在する。長嶋茂雄氏の長男で、プロ初安打では本塁打を放つなど、現役時代は随所でスター性を見せた。タレントとしても一定の人気を誇っている点で、新庄氏とは重なる部分がある。

   1996年に現役を引退して以来野球指導者の経験はないものの、「新庄監督」誕生を受けて、ツイッターでは「一茂のヤクルト監督就任もある?」「対抗できるとしたら、巨人の一茂監督とかかな」といった反応が出ている。

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