「日仏バイリンガル赤ちゃん」観察エッセイ 「理想の父にはなれないけれど」

【明日のベストセラー(59)】

「気分に合わせて音楽のプレイリストを選ぶように、漫画も気分に合わせて楽しんでほしい」

   漫画のクチコミサービス「マンバ」(東京都港区)が、今この時期に読むのにピッタリな作品を紹介する「明日のベストセラー」。 6月は「父の日に読みたい家族を描いたマンガ」というテーマでピックアップする。

「理想の父にはなれないけれど」
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日仏二言語が飛び交う子育て

   第59回は、フランス人ジャーナリストの妻と2人の息子と過ごす日々を綴ったコミックエッセイ「理想の父にはなれないけれど」(著・じゃんぽ~る西)。フランスに関するコミックエッセイを、独身時代から描いてきた著者による最新作だ。元気いっぱいの男児2人の子育てを、妻と協力しながらこなす日々が描かれる。

   今しか見ることのできない子供たちの思いがけない言動が、マンガ家である父の目線で、1つ1つ丁寧に切り取られていくのが魅力。著者の家庭では日本語とフランス語が使われているため、幼児が日仏両方の赤ちゃん言葉を発しながら、言語を習得していく様子が特に興味深い。第1話はこちら

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