はつめ堪能「東京ゲームショウ2022」(2) めっちゃ女の子いた

いしたにまさき:プラットフォーム側で出展していたのは、DiscordとMetaでしたね。

はつめ:あと目立ったのは、韓国やドイツといった国ごとのブースというか、ホールの中に国名でパネルが立ってたんですよ。それが新鮮でした。

いしたに:マレーシアもありました。

はつめ:中東の国もいくつかあったみたいです。

いしたに:Metaが面白かったのは、ビジネスデーはほぼ客ゼロだったんですよ。でも、一般日は2時間待ちとか。

はつめ:ビジデー、確かにすいてたけど、私が9月16日の午後見に行ったら150分待ちみたいな案内出てて。ディズニーランドかと思いました。
   今年楽しそうなブース多すぎて4日居ても全然足りなかったですわ。
4日居ても全然足りなかった
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現地で会って5度見した相手

いしたに:Discordブースはホントにいつでも人がいて、みんなDiscord大好きなんだなあと思いました。おすすめブースありましたか?

はつめ:え~、いっぱいあるなあ。個人的に「この企業TGS出展するの!?」って思ったブースはYAMAHA、ニトリ、ミュージションですね。ニトリは発売当時、「家具店がゲーマー向けの家具出してる!!」って超話題になって。

いしたに:私もびっくりしました。「ニトリがTGSにまで出てくるとは」って。

はつめ:なにを思ったのか、金のゲーミングチェア展示してました。アレ、なぞで面白かった。でもニトリさんの家具のおかげで、ゲーム環境を整えるハードルが思いっきり下がっていいですよね。去年の招待限定のTGSは、IKEAも出展してたんですよ。
   あと、YAMAHAは防音室(関優太エディション)の展示。ミュージションは、音楽界隈では割と有名で完全防音のマンションなんですよね。部屋とかじゃなくて、一棟全部完全防音仕様。

いしたに:ゲームだけじゃなくて、配信まで考えると防音大事なんですよね。

はつめ:こういうのを見ると、ストリーマーだったり、ゲーム配信、ボイスチャットをつけてゲームするのが一般化してきてるんだな~と。うれしかったですね、私としては。

いしたに:20年前なんて、TGSでみる女の子はみんなコンパニオンだったわけです。それが、TGSに参加する側として、会場に女性がたくさんいる。これは一番大きな変化だと思いました。

はつめ:!わかる!めっちゃ女の子いました。私、一番面白かった個人的な話があって。
   高校の同級生で、唯一今も連絡をとる子がいて。その子もゲーム好きで「今年TGSいく~!」ってSNSで見て、久しぶりに連絡したんですよね。「いつ来るの?」って。そしたら、普通にコンパニオンのお姉さんになってた。びっくりしちゃった。

いしたに:すごい。

はつめ:「え!?そっちなの!?」って、現地で会って5度見くらいしました。

「TGSって結局なんなの」と聞かれ

はつめ:自分も一般日2日間ともほぼフル稼働してたんですが、会いに来てくれるファンの子、めちゃめちゃ女の子多くて。

いしたに:YouTubeみましたよ。

はつめ:あのリポートは、マジであれでいいのかと思いながら撮ってました。あれでよかったらしいです。

いしたに:これですよね。

はつめ:TGSの会場についたら、スタッフさんにおもむろにマイクセットされて「はい、じゃあ回します」「え!?」。撮影前の会話、これだけでした。

いしたに:それだけwww

はつめ:シグネイターさん、めちゃめちゃ自由にさせてくれるから好きなんですよね。

いしたに:そこもTGSならではなのかなと思います。いわゆる展示会ではない。ホントお祭り。

はつめ:先日「TGSって結局なんなの?」って聞かれる機会があったのですが。「え~、う~ん、展示会なんですけど~、うん、お祭りですね...」としか答えられなかったです。

いしたに:わかります。そして、私の個人的なおすすめブースは、まずはサンソフトです。もともと、ファミコン時代にがんばってた会社ですが、ここだけアジアのあやしい露店みたいになってました。


はつめ: TGSの路地裏感すごい。

いしたに:中もこんな感じ。で、「ゲームリリースするんですか?」って聞いたら「まだできてません」だって。展示するものないのに出展するって、どういうことなのよ。


はつめ:めちゃめちゃいいじゃん。

いしたに:完全に「おっさんホイホイ」になってましたけど、お祭りならそれでいいんですよね。

はつめ:お客さんだけ盛り上がってるんじゃなくて、出展者の方々も楽しそうなのがいい。

同窓会と文化祭


はつめ:これ、さっきのシグネイターのYouTubeからの切り抜きなんですけど良くないですか。足生えたクルー。「物販やってます~」って言いながら歩いてました。

いしたに:これは完全に友人の紹介になってしまうんですが、プレステでトロのどこでもいっしょをやってたビサイドという会社、今回はインディの方に出ていて。


はつめ:お!トロ!どこでもいっしょ!

いしたに:でも、歴史のある会社だから、そこにいるとどんどんゲーム業界の重鎮とかがやってくるw

はつめ:マジで同窓会ブースですね。

いしたにでも、ゲームは新作出してて。

はつめ:お!

いしたに:その説明とかブースの人はちゃんとしているのに、また知り合いが勝手に機材とか置いていっちゃうw


はつめ:なにこれ!!!

いしたにこれですw

はつめ:「おいてきた!」

いしたに:こういうのが許される雰囲気でもあるというねw

はつめ:お仕事としてTGSに行く人しか味わえない、TGSだけの空気ですね。

いしたに:なので、TGSは、ホントはビジネスデーと一般デー両方行くべきなんですよね。私は、今回はビジネスデーだけだったんですが、同じ展示会とは思えない空気ですから。

はつめ:感覚としては、ビジデーは同窓会、一般日は文化祭みたいな感じですよね。

いしたに:それはうまい。

(次回に続く)

【連載】はつめ降臨 成長する連載「第二形態」

はつめ
現在フリーのストリーマーとして活動している元プロゲーマー。高校時代にesports業界へ飛び込み、18歳にプロ契約。格闘ゲームのプロゲーマーとして、全世界で行われるCAPCOM Pro TourやEVOへも参加。2020年頃よりApex Legendsのゲーム実況をはじめ、当時の最高ランクに昇格するなど、FPSでも活躍している。米国発スポーツアパレルブランド「Kaepa」のブランドアンバサダーを務めている。テレビ番組「お願いランキング!」「王様のブランチ」「マツコ会議」への出演をはじめ、新聞やメディア出演も多数。
Twitter:https://twitter.com/hatsumememe
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCq1FEiGmyh-52yYGeOMTVLA

いしたにまさき
ウェブサービス・ネット・ガジェットを紹介する考古学的レビューブログ『みたいもん!』管理人。2002年メディア芸術祭特別賞、第5回Webクリエーションアウォード「Web人ユニット」賞受賞。著書に2010年11月に単著「ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である(技術評論社)」など共著も多数。2011 年9月より内閣広報室・IT広報アドバイザー就任。同年アルファブロガー・アワード受賞。「ひらくPCバッグ」などネット発のカバンデザインも好調。ひらくPCバッグで2016年グッドデザイン賞受賞。Evernote ECL・ScanSnapアンバサダー・HHKBアンバサダー。Yahoo!ニュース個人オーサー。
Twitter:https://twitter.com/masakiishitani
ブログ:https://mitaimon.com/

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