「それスノ」効果すごすぎ 川崎大師の大谷堂「釜あげわらび餅」売れすぎた結果

   神奈川県の川崎大師・仲見世通りにある和菓子店「大谷堂」が、うれしい悲鳴をあげている。店の公式ツイッターは【お詫び】と題し、「お土産用釜あげわらび」の店頭販売を、包材不足のため中止していると、2023年3月21日に投稿した。

   というのも、3月5日放送のテレビ番組「それSnow Manにやらせて下さい」(それスノ、TBS)で、メンバーの阿部亮平さんが紹介していたのだ。それスノで取り上げた商品がまたも大人気に――。

「釜あげわらび餅お土産パック きなこ」(大谷堂公式サイトより)
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たくさん注文をもらっても...

   5日放送のそれスノで、川崎市ナンバーワングルメを求めて、18時ごろに「川崎大師仲見世通会」を訪れた阿部さん。すでに日が落ち、多くの店がシャッターを下ろしている。明かりも少なく、閉店作業をしているところも。大谷堂も閉店していたようだが、どうしても「釜あげわらび餅」が気になる様子の阿部さんを見た店員が、すでにしまっていた釜を出して、特別に用意したのだ。

   同社サイトによると「釜あげわらび餅」は、冬季限定のスイーツ。釜に入っている、出来立てのトロトロなわらび餅をヘラのようなものですくいあげ、カップによそう。その上に、きな粉と黒蜜をかけて完成だ。わらび餅からは、湯気があがっていた。

   番組中、阿部さんは口に運ぶと、かなりおいしかったのか、目をぎゅっと閉じて、身をよじり「んん~!」と、うなっていた。

   冒頭の「お詫び」が投稿されたのは、放送から2週間近くが経過した3月21日だ。

   大谷堂に取材すると、店主の大谷茂さんが応じた。テレビ放送直後から、対応が遅れるほど、ネット注文が殺到。放送から2週間以上が経った今現在もファンの来店が多いそう。また、すぐに包材を用意するのが難しい商品もあり、ECサイトでの販売だけでなく「店頭での販売も追いつかない状態です」と話した。

   同店の公式サイトは3月13日時点で、わらび餅の注文が殺到し、発送が遅れているとしてお詫びを掲載している。

   大谷さんは「4月頭には落ち着き、店頭に商品を並べられるだろう」と話した。

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