Kindle端末はどれを買うべき?6機種の違いを解説

※本記事は2024年11月22日に公開された記事を再編集して公開しています。
Amazonが開発した電子書籍リーダー「Kindle端末」。目にやさしく、紙のような質感で快適に読書を楽しめるのが特徴。防水機能付きは、お風呂で読むことできて便利です。
Kindle端末には「Kindle」「Paperwhite」「Paperwhite シグニチャー エディション」「Scribe」「Amazon Kindle Colorsoft」「Amazon Kindle Colorsoft シグニチャーエディション」という6種類のモデルがあり、それぞれの違いがわかりにくく、選ぶときに迷うこともあるでしょう。
11月24日(月)0時から12月1日(月)23時59分まで開催中の「Amazonブラックフライデー」では、Kindle端末がセール価格になって登場。
そこでこの記事では、Kindle端末のおすすめ機種や違いを解説します。
※最終確認日時:2025年11月26日(水)17:10
Kindle端末とは?メリット・できること

Image:Amazon.co.jp
Kindle端末はAmazonが販売している電子書籍を読むことに特化した機器です。光の反射を抑えた紙の本のような読み心地が最大の魅力です。目にやさしい「e-inkディスプレイ」採用で、一般的なデジタルデバイスと比べて長時間の読書がしやすいのもメリット。
機種によっては防水機能も搭載されており、お風呂での読書も可能。数千冊もの本のデータを持ち運ぶことが可能で、場所を選ばず多くの本を気軽に楽しみたい方にはぴったりです。
単語や熟語意味をの瞬時に調べる「辞書機能」も搭載。バッテリー持続時間も最大6〜12週間と非常に長く、外出先でのバッテリー切れの心配もないでしょう。
ただし、Kindle端末は読書専用の端末のため、タブレットのようにアプリをダウンロードして使うことはできません。
Kindle端末の違いは?6種類を比較
Kindle端末の現行最新モデルは、「Kindle」「Paperwhite」「Paperwhite シグニチャー エディション」「Scribe」「Amazon Kindle Colorsoft」「Amazon Kindle Colorsoft シグニチャーエディション」の6種類です。これに加えて、機能やスペックは同様でこども向けにデザインされた「キッズモデル」があります。
基本機能は共通していますが、主な違いは価格、サイズ、ストレージ容量、機能です。ベーシックな端末「Kindle」は、価格も安く入門機にも向いています。防水機能や明るさの自動調節機能などを求める場合は、上位機種を検討するとよいでしょう。
以下で各製品の比較表と詳しい解説をご紹介します。
| Kindle | Paperwhite | Paperwhite シグニチャー エディション | Amazon Kindle Colorsoft | Amazon Kindle Colorsoft シグニチャーエディション | Kindle Scribe Notebook Design | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 定価(税込) | 19,980円 | 27,980円 | 32,980円 | 39,980円 | 44,980円 | 56,980円 |
| 発売年 | 2024年 | 2024年 | 2024年 | 2025年 | 2025年 | 2024年 |
| 画面サイズ | 6インチ | 7インチ | 7インチ | 7インチ | 7インチ | 10.2インチ |
| 本体サイズ | 157.8×108.6×8.0mm | 176.7×127.6×7.8mm | 127.6×176.7×7.8mm | 176.7mm×127.6mm×7.8mm | 176.7mm×127.6mm×7.8mm | 196×230×5.7mm |
| 重量 | 約158g | 約211g | 約214g | 約215g | 約219g | 約433g |
| 解像度 | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi(白黒) 150ppi(カラー) | 300ppi(白黒) 150ppi(カラー) | 300ppi |
| ストレージ容量 | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB | 32GB | 16GB/32GB/64GB |
| バッテリー持続時間(最大) | 最大6週間 | 最大12週間 | 最大12週間 | 最大8週間 | 最大8週間 | 最大12週間 |
| 防水機能 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| 色調調節ライト | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 明るさ自動調整機能 | × | × | 〇 | × | 〇 | 〇 |
| ワイヤレス充電 | × | × | 〇 | × | 〇 | × |
| 手書き入力機能 | × | × | × | × | × | 〇 |
| カラー | ブラック、マッチャ | ブラック | メタリックブラック、 メタリックジェード | ブラック | メタリックブラック | タングステン、メタリックジェード |
| 世代 | 第11世代 | 第12世代 | 第12世代 | 第1世代 | 第1世代 | 第1世代 |
Kindle端末6種類の詳しい解説
ここからはおすすめのKindle端末の「Kindle」「Kindle Paperwhite 」「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」「Kindle Scribe Notebook Design」の詳しい特徴や違いを解説します。
Kindle|最安値&最小のベーシックモデル
「Kindle」は、もっともベーシックな端末です。最安値で、必要な基本機能を備えているため、電子書籍デビューにぴったりです。一度の充電で最大6週間の読書が可能。
コンパクトで軽量な点も大きな特長で、約158gという文庫本並みの重さは片手でも持ちやすく、通勤・通学中の読書にも最適です。持ち運びのしやすさ重視の人にもおすすめ。
前モデルからディスプレイの性能が大幅に向上し、最大25%明るくなったほか、解像度も167ppiから300ppiへと改善され、快適に読書しやすい仕様になっています。ただし、防水機能は搭載しておりません。
Kindle Paperwhite|防水機能&快適な読み心地を求める
「Kindle Paperwhite」は、とくに人気が高いモデルです。前モデルと比べてページめくりの速度が25%向上し、「最もレスポンスの早いKindle」として謳われており、スムーズな読み心地を求める人にも向いているでしょう。
ベーシックなKindleより一回り大きな7インチディスプレイを採用しており、6インチでは物足りない人にもぴったりです。さらに16段階の色調調節機能付きで、より読みやすい表示に調整できます。
防水機能(IPX8等級)を搭載しており、万が一バスタブに落としても安心です。お風呂での読書を楽しみたい方にもおすすめ。バッテリーは1回の充電で最大12週間持続します。
▼旧モデルですが、「Kindle Paperwhite」をお風呂に持ち込んだ際のレビューは以下より
防水のKindle Paperwhiteを導入したらお風呂で読書し放題の生活が実現したよ|マイ定番スタイル - ROOMIE(ルーミー) |
Kindle Paperwhite シグニチャー エディション|大容量&ワイヤレス充電機能搭載
「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」は、通常のPaperwhiteと比べて5,000円ほど高額ですが、保存容量が32GBと2倍になっています。大量の漫画を保存したい人には向いているでしょう。
さらに、機能面でも充実しており、周囲の明るさに応じて画面の輝度を自動調整する「明るさ自動調整機能」と、ケーブルに接続せずに充電できる「ワイヤレス充電機能」を搭載しています。Kindleにこのようなプラスαの機能を求める人にはおすすめの端末です。
Amazon Kindle Colorsoft|待望のカラーモデルのベーシック版
2025年7月24日に登場した、待望のカラーディスプレイを搭載の「Amazon Kindle Colorsoft」。控えめの発色であることからColor“soft”と名付けられたとのことです。
従来のKindleの機能はすべて搭載。ハイライト機能はイエロー、オレンジ、ブルー、ピンクを利用できるようになりました。
カラー表示については、全てのコンテンツで可能というわけではなく、コンテンツ側での設定によって変わります。端末で操作できるカラー表示は「標準」に加えて、彩度の低い画像の色を強調する「ビビッド」も選択可能。どちらも消費電力に変わりはありませんよ。
Amazon Kindle Colorsoft シグネチャーエディション|大容量のストレージ&ワイヤレス充電が可能
「Kindle Colorsoftシグニチャーエディション」は、「Kindle Colorsoft」に搭載されている全ての機能を搭載。加えて、32GBのストレージ、自動調整機能、ワイヤレス充電にも対応。
漫画や絵本、雑誌などをカラーで楽しみたいということは、迷いなくこちらのモデルがおすすめ。カラー表示になることで、実際に本棚を眺めているような気分になれるのもうれしいポイントです。
Kindle Scribe|大画面&手書き入力機能搭載
Kindle Scribe(キンドルスクライブ)は、10.2インチと画面サイズがもっとも大きい端末です。大きいため持ち運びには不向きですが、大画面で漫画を読みたい方におすすめ。
本機は、Kindle初の手書き入力機能を搭載した端末です。読書中に付属のペンで付箋に手書きメモを残すことができます。さらに、白紙やカレンダーなど複数のテンプレートからノートを作成でき、作成したノートはフォルダで整理できます。
価格はもっとも高額ですが、電子書籍リーダーを手帳としても活用したい方に向いているでしょう。ストレージ容量は16GB・32GB・64GBの3種類から選択可能。
Q&A|容量の目安、広告ありとは?
Q.容量の目安は?
本の内容によって大きく変動する可能性はありますが、漫画の場合は1GB10〜20冊程度が保存数の目安となります。容量は図表が多いものやページ数が多いものほど大きくなります。なお、小説のような活字中心の書籍は、16GBもあれば数千冊は保存可能です。
Q.広告ありの端末とは?
現行最新モデルには「広告あり」のモデルはありませんが、型落ちモデルには広告ありの製品が存在します。広告ありのモデルはホーム画面やロック画面にキャンペーン広告が表示されます。広告なしのモデルより数千円安価ですが、広告を非表示にできないのがデメリットです。
Q.Kindle Unlimitedとは?
Kindle Unlimitedは、500万冊以上の漫画・小説、実用書、ビジネス書、コミック雑誌などの電子書籍が読み放題になるサービス。スマートフォンやタブレットで、好きな時間・場所で読むことができます。
通常月額980円で利用できますが、Amazonの大型セールでは「○ヶ月分無料」などの初回特典を受けられるキャンペーンが開催されていることがあります。
▼他のAmazonデバイスの解説記事はこちら▼
Fire TV Stickの5種類はどれを買うべき?違いを徹底解説【Amazonブラックフライデー開催中】 - ROOMIE(ルーミー) |
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執筆協力:福永太郎
文・ROOMIE編集部
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