2024年 4月 25日 (木)

「眞子さま結婚の意志」と週刊文春、「破談」と見る週刊新潮・・・延期は陛下のウルトラC?

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   ようやく今週の週刊文春と週刊新潮が、秋篠宮眞子さんの「結婚延期」について報じている。週刊新潮は、先週12日(2018年2月)が祝日のため水曜日発売にしたから、これについての報道は間に合わなかった。だが、週刊文春は平常通りの木曜日発売だから、締め切りは6日火曜日の夕方であろう。週刊文春が今号で報じているように、結婚延期を宮内庁が発表したのは6日の4時半である。<その直前から宮内庁記者クラブは騒然としていた>(週刊文春)のだから、なぜ締め切りを半日延ばして差し替えなかったのだろう。

   私の経験を話そう。締め切りになった記事を、印刷所と掛け合い、輪転機を止めて差し替えたことが、覚えているだけで2回ある。1回はフライデーの巻頭の記事。ゴルバチョフ大統領(当時)来日が直前で中止になった時だった。

   2回目は田中角栄元総理が亡くなった時。これは金曜日の昼だったので、刷り上がった週刊現代をトラックに積む寸前で、できる分だけでいいからと印刷所に頼み込んだ。時間的に記事を差し替えるわけにはいかなかったので、1ページ広告を2本外して、1時間で書き上げた原稿を入れ込んだ。そのために、2ページ見開きにはできず、1ページずつ飛び飛びだったが。

   今は力関係が違うといわれれば頷くしかないが、週刊文春の場合、数時間遅らせばできたはずだ。そんな無理をするより、間に合わなければデジタル版に載せればいいと考えたのだろうか。そうした考えが、紙の部数を落としてしまう要因ではないのかと危惧する。

   さて、本題へ移ろう。両誌のこの件についてのニュアンスが違うのも読みどころである。週刊新潮は「『眞子さま』サヨナラの胸の内」というタイトルから分かるように、この結婚は「破断」になると見る。週刊文春は、読む限り、そこまで断定はしていない。週刊文春から見てみよう。

   冒頭、昨年12月初旬、神奈川県葉山町にある人気フランス料理店「ラ・マーレ」で、仲良く食事を取る眞子さんと小室圭さんの姿があったと書き始める。だが、その日以来、2人のデート姿は確認されていないという。週刊文春は、圭さんの母親の「金銭トラブル」を最初に報じたのは週刊女性(以下、週女)だったと書いている。だが、週刊新潮は「金銭トラブルがあるという内容の記事を女性誌が掲載」と誌名を出していない。新聞がよく「一部週刊誌の報道によれば」と書くのを批判しているのに、どうしたことだろうか。

   週刊文春によれば、週女報道直後、小室さんが極秘で宮内庁を訪問。<日本テレビの報道によれば、小室さんは昨年から今年にかけて合計六回も秋篠宮邸を訪れた>(同)という。さらに、1月下旬に宮内庁担当記者たちと宮内庁幹部との懇親会が開かれ、山本長官も来ていて、<「この日も思わず『小室さん大丈夫かな』と漏らしていました」(宮内庁担当記者>)

   だとしたら、なぜ記者たちは長官にその真意を問いたださなかったのか。私には不思議である。皇室から出て行かれる女性の相手の調査を宮内庁はあまりやらないと報じられていたが、週刊文春によればそうではないようだ。婚約報道が出た後、小室さんの住む横浜市内の自宅周辺を宮内庁の職員が個別訪問して、「小室圭さんはどんな人か」「トラブルはないか」などと聞いて回っていたと住民が証言している。ただ、これも"徹底的"ではなかったため、小室圭さんの母親と以前に婚約していて、金銭トラブルになっている男性X氏は仕事に出ていたため留守で、職員は訪問していないそうだ。

   天皇皇后や秋篠宮夫妻の動きも活発になっていた。1月中旬、秋篠宮夫妻が夜、天皇皇后と面会していたそうだ。ある宮内庁OBにいわせると、こういう時に天皇は意見を積極的にいうことはなく、「今回の延期は、紀子さまが美智子さまにご相談になって決められたのではないか」と話している。

   眞子さんの結婚の意思は変わっていないという。2人で出したとされる「文書」は眞子さん自身が書いたもので、中に「両陛下は、私たちの気持ちを尊重してくださいました」とある。眞子さんと天皇の間には「ホットラインがある」(宮内庁関係者)そうで、「天皇陛下の『ご裁可』と眞子さまの『お気持ち』を尊重した結果、出てきた案が今回の『日程の変更』だ」と週刊文春は見る。宮内庁担当記者にもこういわせている。<「宮内庁のバタバタぶりから婚約解消とばかり思っていました。延期とはウルトラCです」>

   小室圭さんは勤めている法律事務所へ「お互い忙しくて延期になりました」と連絡しているという。

週刊誌に期待したい「小室圭さんの母親激白」スクープ

   週刊新潮は違う視点だ。いくつか見てみよう。

   <「眞子さまが『将来の設計図を描けない』と述べられているわけで、つまりは"取り止め"を示唆しています」(宮内庁関係者)

   「眞子さまのお受けになった衝撃は察するに余りあり、周囲では『まるで結婚詐欺に遭ったようなものだ』などと、強い言い回しで嘆く者もいるほどです」(秋篠宮家の関係者)

   「紀子さまは小室さんのことをただの一度もお褒めになったことがなかったからです。それだけでも異常事態」(宮内庁関係者)

   「宮内庁側としては、小室さん側から辞退を申し出てくれる方向に持っていくのが理想ですが、その通りにならない場合、専門家を交えて話し合うケースも想定しなければなりません」(宮内庁関係者)>

   破談やむなしという書き方である。今週の週女も、眞子さんが、こんな大事なことを自分になぜ話してくれなかったのかと圭さんへの不信感を露わにしていると報じている。

   <「家庭内は"この件をなぜ知らせなかったのか"という雰囲気が漂い、ピリピリしています。眞子さまは、圭さんの抱えるトラブルを知らなかったことに責任を感じてしまい、自室にこもりがちになり、食欲も減退されてしまいました」(秋篠宮家の関係者)>

   こちらも破局へ向かうと見ている。先日会った日刊ゲンダイの幹部氏は、「眞子と小室が別れるのは既定路線だ」とにべもない。メディアの多くは破談になると見ている。だが、この件にはまだ解明されなければいけない「不透明」な疑問点がいくつかある。

   X氏が圭さんの母親にカネを返してくれと手紙を書いたのは2013年8月だそうだ。その後、あのカネは贈与だと母親側は主張し、婚約を一方的に破棄されたことで精神的に傷を負ったという文面をX氏に突きつけたという。それがいつかはわからないが、なぜ今頃になってX氏は週刊誌に話したのだろうか。なぜ息子思いの母親が、婚約前にこのトラブルを解消しておかなかったのか。X氏はジャガーに乗るほどカネがあったのに、なぜ400万円ほどのカネにも困るほど困窮してしまったのか。

   ここは週刊誌が得意の「小室圭さんの母親が激白」をぜひスクープして、一部始終を語ってもらいたいものだ。

   ところで、このスクープは週女なのに、週刊文春編集部に「いい加減にしろ」「おまえたちのせいだ!」「またお前たちか」というクレームが殺到していて、悲鳴を上げているそうだ。これも有名税か。

「羽生結弦」4回転ルッツ跳ばなくても金メダルいける!高い出来栄え点と演技構成点

   平昌オリンピックは始まってみれば視聴率もよさそうだが、肝心の金メダルは予想通りいまだない。ソチ五輪も羽生結弦の1個だけだったが、あす16日(2018年2月)は注目の羽生が出場する。

   昨年11月、練習中に大ケガを負い、リハビリも長く、平昌は出場が危ぶまれた。江陵アイスアリーナに姿を見せ、公式練習で4回転ジャンプも決めて、本人も、「絶対に勝つ」といっているし、コーチも大丈夫だと太鼓判。さてどうなるのだろうか。これも週刊新潮と週刊文春で見方が違う?――そう思わせるタイトルである。

   週刊新潮「『羽生結弦』VS.『ネイサン・チェン』銀盤の心理戦」、週刊文春は「羽生結弦 ブライアンコーチとの愛憎6年」。週刊文春のほうは、バンクーバーでキム・ヨナに、ソチでは羽生に金を獲らせたブライアン・オーサーコーチと羽生がうまくいっていないのではないかと思わせるが、読んでみれば、そうではない。

   練習ばかりで、息抜きをしない羽生を気遣うあまり、オーサーコーチは、「五輪に集中し過ぎている。結果も大事だが、たまには楽しんで欲しい」といっているだけで、「でも、羽生だから仕方ないね」とロシアのスポーツサイトのインタビューで答えているのである。

   <「ケガによってプログラムは修正を余儀なくされ、昨季までのバリエーションで戦うことになる。羽生の演技には高い出来栄え点と演技構成点がつくので、4回転ルッツを跳ばなくても、金メダルを争うネイサン・チェンや宇野昌磨に十分勝てる」(スポーツ紙記者>)

   週刊新潮でもフィギアスケート解説者の佐野稔氏が「羽生くんは、ループ、サルコー、トーループの3種類の4回転ジャンプをフリーで4回決められれば、金メダルに向けての不安定要素はほぼありません」といっている。心配は、ケガの回復度が本当に心配ないのかだけだろう。66年ぶりの五輪連覇がかかる大一番。羽生が華麗に舞って見事達成する瞬間を見たいものである。

どうした朝日新聞!安倍首相の当てこすりにも「弱気」・・・もう少し頑張ってよ

   朝日新聞を安倍首相が批判しまくっている。産経新聞(2月13日付)は<首相は、学校法人「森友学園」をめぐり学園側が「安倍晋三記念小学校」との校名を記した設立趣意書を提出したと報道した朝日新聞を「全く違ったが、訂正していない。(趣意書の)原本にあたり、裏付けを取るという最低限のことをしなかった」>と批判している。

   それ以外にも、朝日新聞を貶める言動を安倍首相はあらゆる機会を見つけて続けているが、私には朝日新聞側の「弱気」が目についてならない。月刊誌「世界」3月号の「メディア批評」で、批評氏も<内向きとも思える紙面作りは、朝日がいま置かれているメディア状況の反映かもしれない。安倍政権下で勢いづく保守・右翼論壇の風圧に押され、「サヨク」となじられないよう防衛姿勢を取っているかのように見える>と書いている。

   歯止めのかからない部数減、政権側からの圧力の強さはわかるが、いまや、朝日新聞、東京新聞、沖縄の2紙ぐらいしか安倍首相を含めた権力批判が期待できないのだから、もう少しがんばってほしいものである。

   サンデー毎日は、安倍首相の森友問題に対する国会答弁は、籠池被告の些末な発言を取り上げて言外に「籠池はウソつきだ」と匂わせ、籠池発言を事実だとして政権を批判した野党への逆恨み、朝日新聞を中心とした報道への批判、聞かれたことをはぐらかす、ヤジに過剰に反応するなど、この問題に真摯に応えようという姿勢がないと批判している。

   朝日新聞よ、元気を出して、安倍のウソで固めた森友、加計学園問題、あいまいなままで押し切ろうとしている憲法九条改正、株価大暴落で破たんしたアベノミクスなど追及材料は山とあるのだから、安倍をとことん追い詰めてほしいものだ。

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