コーヒーメーカー各社は、2006年になって相次いで「値上げ」を宣言した。コーヒー豆の国際相場は4年ほど前のおよそ3倍にまで高騰している。今後はどうなるのだろう。
ニューヨーク市場のコーヒー豆の国際相場が「高騰」したのは04年11月で、その数年前まで1ポンド(453g)あたり40セントあたりで推移していた。2005年にはその3倍近い1ポンドあたり1ドル40セント台にまで上った。
「高騰」した理由のひとつに国際的な需要拡大が挙げられる。最近では、急速に経済発展を遂げている中国やロシアなどでもコーヒーの需要は徐々に拡大し、生産第1位のブラジル国内でもコーヒーの消費が拡大している。「豊かになってくるとコーヒーを飲む人が増える」(コーヒーメーカー関係者)というように、経済発展ともにコーヒーの需要は高まっているようだ。コーヒー豆の生産量も減少している。そこに追い討ちをかけるように原油高騰と円安が重なった。コーヒーメーカー各社は、スーパーなど量販店での「特売」を自粛するなどの工夫をしたが、値上げに踏み切らざるを得ない状況だ。
しかし、キーコーヒーは、「高騰したというより、以前の価格に戻ったという感じだ」(広報)とJINビジネスニュースの質問に答えた。6年ほど以前のコーヒー豆の国際相場は1ポンドあたり1ドルほどで、数年前のコーヒーの価格が安すぎたことになる。同社広報によると、当時生産国は生産を縮小し、需給バランスがタイトになったためにコーヒー豆の高騰を招いた。コーヒーメーカー側は生産国で異常気象でも発生しない限り、当面これ以上値上げに踏み切ることはなさそうだが、世界的な需要増で徐々に価格が上昇していく可能性はある。
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