2024年 3月 19日 (火)

新生ライブドアついに 7月に「ヒルズ脱出」

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   ライブドアは2007年4月2日、社名を「ライブドアホールディングス(LDH)」に変更し、同社を中核としたグループ経営体制に移行した。事業会社として「ライブドア(LD)」を新設、ポータルサイトなどのネット事業に経営資源を集中させる。同日行われた記者会見では、同社のシンボルだった六本木ヒルズから、07年7月をめどに移転する意向も明らかにした。

   記者会見では、平松庚三・LDH社長が

「新しいスタートラインを切った、ということを報告できて嬉しい。コーポレート・ガバナンス(企業統治)とコンプライアンス(法令遵守)を引き続き強化していく」

   とあいさつした。

広告収入は事件前ピーク時の70%にまで回復

「新生LD」への意気込みを語る平松庚三・LDH社長
「新生LD」への意気込みを語る平松庚三・LDH社長

   LDHはグループ各社の管理と訴訟管理を行い、ポータルサイト運営事業やデータセンタ運営事業は、LDに引き継がれる。LDの社長には、旧LDのメディア事業部長を務めていた出澤剛(いでざわ・たけし)氏が就任。LD事件後もポータルサイトのユーザー数は増加を続け、広告収入もLD事件前の売り上げピーク時の70%にまで回復している、とした。今後は、特にCGM(消費者が作成するコンテンツ)領域に注力したい考えで、初心者向けブログサービス「PRAC(プラーク)」を新たにスタートする。

   これらを踏まえて、07年9月には単月黒字化を目指したい、とした。

   あわせて、独自のニュース部門を閉鎖するなどのリストラ策の一環として、07年7月をめどに、現在入居している六本木ヒルズから移転する意向を明らかにした。移転先はまだ決まっていないという。平松LDH社長は06年8月末にも、J-CASTニュースの取材に対して

「イメージではなく、コストマネジメントの面から、ここより安くて良いところがあって、引っ越しやシステム面のコストなどを検討して、それでも良いものがあれば、積極的に考えます」

   と話しており、これを実行に移した形だ。

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