2024年 4月 27日 (土)

「東チルドレン」は大ウソ 知事と面識ない議員もいた

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   宮崎県議選で初当選した4人が、新会派「愛みやざき」を2007年4月25日立ち上げた。議会で新会派は自民(28人)、社民(5人)に次ぐ第3勢力というポジションを得たわけで、マスコミは、「新会派は無党派知事を擁護する『東国原チルドレン』だ!」とはやし立てた。ところが、真相はまったく違うようで、「愛みやざき」は非常に戸惑っている。

「あくまで『県民』派です」

西村議員は、ブログに戸惑いを綴っている
西村議員は、ブログに戸惑いを綴っている

   「愛みやざき」を構成するのは、松田勝則議員(41)、図師博規議員(37)、西村賢議員(34)、武井俊輔議員(32)の4人。マスコミはこんな記事で「東国原チルドレン誕生」を報じた。

「無党派知事を擁護する『東国原チルドレン』が動きだす形で、6月議会に向けベテラン議員らと火花を散らす」(共同通信07年4月25日配信)
「東国原知事同様『脱しがらみ』『議会改革』などを訴え、ベテラン自民県議らを破り当選。東風に乗った『東国原チルドレン』ともいわれる」(西日本新聞同日付け)
「無党派知事を援護する『東国原会派』が誕生した形」(サンケイスポーツ同26日付け)

   しかし、西村議員は自身のブログに07年4月25日に、こんな戸惑いを綴っている。

「マスコミ等では一部『東国原チルドレン』とも言われ過剰な取り扱いがあるとも言われていますが、あくまで『県民』派です」

   西村議員はJ-CASTニュースの取材に対し、

「あの人(東国原知事)の応援があって当選したわけではないし、面識すらなかったんですよ。もちろん、知事の県政改革をサポートしていくのは間違いありませんが、『小泉チルドレン』のように、小泉人気の風の中で、自民党の推薦を受けて当選した方々とは全然違うんです」

と、「東国原チルドレン」と呼ばれるのはかなり納得いかないようだ。

   それではなぜ、マスコミはこんな呼び方をしたのか。理由の一つが、武井議員が東知事と昔からの友人だったことにあるようだ。

   J-CASTニュースは武井議員の事務所に取材すると、「東国原チルドレン」「東国原会派」について「違いますね」とし、こう話した。

「新会派結成の記者会見で『政策などは是々非々で論争したい。東国原知事が道をはずれたら真っ先に糾弾する』と言ってましたでしょ。それが新会派の政治姿勢なんです」

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