横浜市の「小中一貫教育」 実施で不登校が減る?

2009/1/27 11:28

   横浜市が「小中一貫教育」をすべての市立小中学校で実施することを決めた。参加する学校は500校近くと大規模だ。いったい小中学校の一貫教育とは何か。横浜市の場合、どういうシステムになるのか?

狙いは小中学校教員の連携

   横浜市は2012年までに491の中学校とあわせて、小中一貫教育を実施することを決めた。狙いは小中学校の連携。義務教育9年間の「なめらかな接続」に目的がある。これまで、全く連携のとれていなかった小学校と中学校の教員らが行き来して、学習指導や生活指導にあたる。

   実は、横浜市では08年度から、一貫教育の「実践推進校」として小学校57校と中学校28校で実施している。これらの連携が今後、横浜市内ではどこでも行われるようになるのだ。

   たとえば、横浜市立霧が丘小学校・中学校。小学校の教員が中学校へ出向き、数学につまずいていた生徒を対象に授業をした。また、中学生が小学校に行ってサッカーを教えたり、文化祭を一緒にしたりした。そうした交流を深めたところ、不登校や保健室登校をする生徒がゼロになったという。

「いままで連携がなかったことから、中学にあがって勉強の内容が難しくてつまずいてしまったり、また、人間関係で悩んだりしたことが不登校となる原因になっていたと思います。これらの面が解消できるのでは、と期待しています」(横浜市教育委員会・授業改善支援課長、大矢三郎さん)

   また、2009年度から小学校高学年では英語教育が開始される。それにともなって、英語の授業のときには、中学校教員が授業をサポートすることも増えそうだ。

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