鳩山総理の「内閣崩壊」 官房副長官電話に「わからない」

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   トップが指示したことを忘れたのか、部下の独断専行か――。いずれにしても、鳩山内閣はすでに組織の体をなしていないようだ。

   米軍普天間基地の移設問題をめぐって、移設策の候補地である徳之島の3町長らと話し合いの機会を持つため、滝野欣弥官房副長官が町長と鹿児島県知事に電話したことについて、鳩山由紀夫首相は「どのような思いで電話をかけたのか、わからない。わたしが存じ上げる話ではありません」と突き放した。

   移設先への正式な打診ではないということらしいが、官房副長官といえば内閣官房実務のトップ。総理の手足となって動く重要なポストだ。首相の発言とは思えない無責任さが漂っている。

「『知らない』が口癖のようになっている」

   2010年4月20日午後、滝野官房副長官は平野博文官房長官の指示で徳之島の徳之島、伊仙、天城の3町長に電話し、「鹿児島市で平野氏と会ってほしい」と要請。鹿児島県の伊藤祐一郎知事にも電話して、会談への同席を求めた。

   しかし、徳之島の3町長は「平野長官に会えば民意に反する」と、これを拒否。4月18日に開かれた反対集会に約1万5000人が集まったことが「民意だ」とし、協議の余地のないことを伝えた。

   この件で鳩山首相は20日夜、記者団に「(滝野官房副長官の電話は政府内で)どのような位置づけか」聞かれ、こう答えた。

   「それは滝野官房副長官にお聞きください。わたしが存じ上げる話ではありません」。移設先への正式な打診ではないということから、このような発言になったようだが、政治ジャーナリストの山村明義氏は、「内閣として取り組んでいる重要課題に対して、知らないではすまされない」と、ただ呆れるばかり。「首相の発言とは思えない」と手厳しい。

   普天間問題をめぐっては、4月20日に北沢俊美防衛相が、「徳之島は今の状況では厳しい」と発言、5月末決着は困難との見通しを示した。

   鳩山首相はこれにも、「あきらめの声だとは思っていない。北沢大臣がどのような思いで申されたのかわかりませんが、鋭意努力しているところです」と答えている。

   前出の政治ジャーナリストの山村明義氏は、「都合が悪くなると『知らない』『わからない』。そう言えばすむと思っているのではないか。『知らない』が口癖のようになっている」と指摘する。

   たしかに、実母から資金提供を受けていた偽装献金問題のときもそうだった。周囲のせいにして知らぬ存ぜぬで押し通せば、勝手に事態が進んでくれると思っているフシがある。「育ちのよさというか、甘えの構造があるんでしょう」と話す。

米国と水面下で交渉と逃げる

   普天間問題は5月末決着どころか、ますます泥沼化している。いずれにしても、近く平野官房長官が徳之島を訪ねることになるが、たんなる謝罪なのか、最終的な打診になるのかは不明だ。ただ、「打診」となると3町長は「会わない」ことを表明しているのでむずかしい。

   4月21日に行われた国会での3回目の党首討論では、自民党の谷垣禎一総裁が「そろそろ腹案を明らかにすべきでは」と質問、鳩山首相は「腹案をもっているのは事実。しかし、米国に理解してもらうべく水面下でやり取りしている最中のため言えない」と答えた。

   米国側は国内調整が先だとして、具体的検討は拒否しているというのがもっぱらの見方だ。いったいどこまでが本当のことなのか、首相の言動からはうかがえない。

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