中国初の持ち帰り弁当出店 プレナス5年で200店舗

2010/7/29 11:33

   持ち帰り弁当店「Hotto Motto(ほっともっと)」を展開するプレナス(本社・福岡市)が中国で「ほっともっと」を展開する。2010年7月29日にオープンする中国第1号店(北京市)は、同社初の海外店舗になる。同社によると、日本の持ち帰り弁当店で中国に進出するのは初めてという。

   日本の食文化である「弁当」は、日本企業の積極的な中国進出に伴い、中国人にも知られるようになった。しかし、未知数な部分も多く、プレナスの手腕が試される。

日本スタイルの弁当にはなじみがない

   プレナスは中国の食品加工会社と合弁で現地法人を設立。第1号店は、中国のシリコンバレーと呼ばれる北京市海淀区中関村地区のオフィスビル1階に開き、中間層以上のビジネスマンを主なターゲットとする。中国でのブランド名は「中国で好まれる食の道を進む」という意味を込めて、「Hotto Motto好麦道(ハオマイダオ)」と名付けた。

   提供する弁当メニューは、日本で販売しているのと同じ14種類。使用するコメは、中国で一般的に食べられる「長粒種」ではなく、粘りがある「ジャポニカ種」とし、日本の弁当の味を中国にそのまま持ち込む方針だ。

   しかし、中国人は元来、日本スタイルの弁当にはなじみがないとされる。「中国人は暖かい食べ物が好き。冷たい食べ物には抵抗感がある」(外食関係者)ためだ。調理したてではなく、冷たい食べ物は衛生上や安全性の心配があるため、とも言われる。だが日本式の持ち帰り弁当はここ数年、徐々に中国人にも受け入れられるようになってきた。コンビニエンスストア各社の奮闘の結果ともいえる。

   セブン-イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートなど日本のコンビニ各社は、中国の規制緩和や個人所得の増加という波に乗り、続々と中国に進出、好調に売り上げを伸ばしている。各社が中国で扱っているのは日本と同様に、飲料や菓子のほか、サンドイッチやおにぎり、弁当だ。特におにぎりは「定番商品」になっている店もあるという。「弁当はおにぎりに比べ出遅れている」(関係者)とも言われるが、一部では「若者が流行として食べている」との声もある。

(続く)

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