2024年 4月 25日 (木)

図書館が「ヌードの袋とじ」外し陳列 「市民の知る権利奪う」と議会で追及

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「読むか読まないかは利用者の判断に」

   そして今回のヌード袋とじについては、

「図書館の職員が雑誌の付録だと勘違いし外してしまった」

と説明する。利用者から

「なんでグラビアを外したんだ。見られないじゃないか。知る自由を奪っている」

という苦情が来て調べてみると、付録ではなく雑誌の一部だったことがわかった。

   出版物に関して図書館側が手を加えることは禁止事項のため、やってはいけないことで、せめて「付録が見たい方はこちらへ」といった告知をするべきだった、と振り返っている。

   ただし、このヌードの袋とじの所在は不明になっている。このため、図書館では新たに雑誌を購入し袋とじを切り開いて陳列した。

   この問題は10年12月8日の明石市市議会で取り上げられ「市民の知る権利を奪っている」と議員から質問があり、教育委員会が陳謝した。また、図書館に過激な雑誌がある場合や、PTAなどから苦情が来た時は雑誌や雑誌の一部を陳列から外すことはないのか、との取材に対しては、

「苦情が来た例はなく、陳列を辞めるといったことも起こっていない。あくまで図書館は本や雑誌を陳列するだけで、それを読むか読まないかは利用者の判断になります」

と説明している。

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