ソニーのストリンガー会長後継最有力 平井執行役昇格の条件は「一にも二にも実績」

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   ソニーの平井一夫執行役(50)が2011年4月1日付で代表執行役副社長に昇格することになった。これにより、平井氏は下馬評通り、ハワード・ストリンガー会長兼社長(69)の後継の最有力候補になった。

   社長交代の可能性も取り沙汰されてきたストリンガー氏の続投も意味するが、平井氏の若さや経験不足を踏まえた「地ならし」の意味合いもあるようだ。

担当記者を集めたオンレコの懇談会で明かす

   ストリンガー氏は3月10日、東京・品川のソニー本社で新聞などの担当記者を集めたオンレコの懇談会を開いた。「平井氏は後継者か」との記者の質問に対し、「最終決定ではないが、リーダー(先頭)のポジション(立場)だ」と答え、次世代のソニーのトップ候補の筆頭に位置することを認めた。

   ソニー幹部の役職名はなじみの薄いものが多いが、平井氏が09年から就いている「執行役」はストリンガー氏を含め8人しかいない。これに「代表」が付くのはストリンガー氏のほか、2年前に社長職を退いた中鉢良治副会長(63)と、今回昇格する平井氏の3人だけ。

   ただ、中鉢氏は環境関連事業や対外活動などが中心で、世界のライバルとしのぎを削る本業には直接携わっていない。一般になじみのある「副社長」は、平井氏の対抗馬と目される吉岡浩執行役副社長(58)ら2人いるが、いずれも「代表」はついておらず、平井氏が「ナンバー2」のポジションにあることを如実に示したと言える。

   平井氏は、ストリンガー氏が吉岡氏らとともに「四銃士」と呼んできた次世代幹部の1人で、4人の中から頭一つ抜き出たことになる。平井氏はもともと、現在のソニー・ミュージック・エンタテインメント(SME)の前身のソニー音楽子会社に入った人物。技術系が一定の発言力を持つ幹部の中で、異色の経歴だ。「帰国子女」でもあり、英語が話せて当たり前のソニーの中でも英語が堪能。ストリンガー氏とのコミュニケーションにも苦労せず、信頼を得ている。

テレビ事業をどう立て直すか、につきる

   特に評価されているのが、ゲーム事業の立て直し。一時はソニー社長候補にも挙がった久多良木健氏から06年、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の社長を引き継ぎ、コスト削減を徹底することなどで、赤字続きだったゲーム事業を2010年度に黒字化する道筋をつけた。現在は音楽配信事業やパソコン、読書専用端末「リーダー」なども担当している。

   4月1日の組織再編に伴い、平井氏は主力ながら赤字続きのテレビ事業も含めた消費者向け商品全般を指揮。ストリンガー氏の掲げる「ソフトとハードの融合」を実現しつつ、最大の課題であるテレビの立て直しに挑む。ストリンガー氏は平井氏に期待することついて「一にも二にも実績」と強調。テレビについては平井氏のもとで「ネットワークにつながる機器として強化し、黒字転換し、利益をあげる。ゲームの黒字化を果たした平井氏ならできる」と発破をかけた。

   ストリンガー氏は自身について、社外の著名人が多い取締役会から「あと数年、今の立場にいるよう要請を受けた」と語り、当面は続投する意向を示した。関係者によると、2011年にも社長交代の可能性があったが「平井氏はまだ若く社内を掌握できていない」として、取締役会の一部から譲る時期を遅らせてはとの提案があったという。ストリンガー氏がこれが受け入れた模様だ。当面の「テスト期間中」にテレビ事業をどう立て直すか、平井氏の手腕に注目が集まる。

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