復興への期待込めて宮城ノリの競り

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   宮城県産ノリの今季最後の入札会が4月27日、塩釜市で開かれ、津波被害を免れたノリ1386万枚が競りにかけられた。河北新報によると、宮城産ノリ復興の願いを込めて、高めの価格で取引されたという。

   宮城県は最北のノリ産地で、生産されたノリは「寒流のり」の愛称で流通している。入札の結果、100枚当たりで高値は1112円、平均738円の値がつき、シーズン末期としては高値で取引された。福島県相馬市のノリ問屋は「宮城は大切な産地。困難な状況だが復興してほしい」と話していた。

   県漁協によると、津波でノリ生産者と家族計10人が亡くなっている。約1万8000台の養殖施設は壊滅状態で、被害総額は1201億円以上にのぼる。昨季の生産量は約6億8000万枚、54億円の売り上げがあったが、今季は約4億枚、32億円に落ち込む見通し。

   被害にあった地区では、漁業者が協業化するなどして復興を目指す動きが出ている。県漁協の阿部力太郎理事長は「全国からの支援で生産者は海で生活していく心を決めた。寒流のりの灯を消すことなく、再生に乗り出す」と決意を語った。

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