宮古市「津波」広報紙に反響…4万部すぐ底突く

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   「市内の被災状況を後世に伝えたい」――今回の震災で417人の犠牲者と195人の行方不明者を出した岩手県宮古市が、広報紙「広報みやこ」に40ページに渡る写真特集「津波」を掲載し、反響を集めている。

   市職員や漁協関係者などによる、市内の津波被害を捉えた写真60枚あまりを集めた。巨大な津波が町に押し寄せる瞬間、残された痛々しい爪あと、そして復興に向け歩みだす市民の姿が、ありのまま写し取られている。市役所企画課の広報担当職員4人が製作にあたった。

   2011年6月1日の発行直後から「子どもや孫のために残したい」「世話になった親戚に送りたい」と、市民からの問い合わせが相次いだ。当初準備していた3万部に加え1万部を増刷したが、これも在庫がなくなった。市外や首都圏からも問い合わせがあり、デジタル版を配布している市役所のサイトはアクセスが集中し、一時接続しづらい状況になったという。

   撮影・編集に当たった市職員は、「津波を前にしたときは思わずたじろぎながら、無我夢中でシャッターを切りました。市民からは『後世への貴重な資料だ』といった感想が多数寄せられています」と語った。

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