シャープ、「継続企業の前提に疑義を生じさせる状況」通期4500億円の赤字

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   家電大手のシャープは、2013年3月期の最終赤字が4500億円に拡大すると、2012年11月1日に発表した。赤字額は前年の3760億円を上回る過去最大、2期連続の赤字となる。従来予想は2500億円の赤字を見込んでいたが、液晶パネルの在庫評価損や構造改革費用を計上するとともに、業績悪化に伴い繰り延べ税金資産を取り崩した。

   通期の売上高は2兆5000億円から2兆4600億円(前年実績は2兆4558億円)に、営業損益は1000億円の赤字から1550億円の赤字(同375億円の赤字)に下方修正した。

   同社は中間期の決算短信に「継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象や状況が存在している」と注記した。

   6月末に18.7%あった自己資本比率は、9月末時点で9.9%まで低下。このまま自己資本を増強しなければ、毀損する恐れがある。

   決算会見で奥田隆司社長は難航している鴻海精密工業との出資交渉について、「合意が来年3月に間に合わないという想定はしていない」とする一方で、他社との資本提携を検討していることも明らかにした。

   9月中間決算は、最終損益が3875億円の赤字決算だった。

   また、ソニーが同日発表した13年3月期の連結業績予想は、売上高を前期比2%増の6兆6000億円と従来予想から2000億円下方修正した。営業損益は1300億円の黒字(前期は672億円の赤字)、最終損益は200億円の黒字(同4566億円の赤字)と従来予想を据え置いた。

   9月中間決算は、最終損益が401億円の赤字(前年同期は424億円の赤字)だった。テレビなどエレクトロニクス部門の不振が続いたうえ、円高が響いた。

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