「患者の権利」の池永満弁護士をしのぶ会 『新 患者の権利 医療に心と人権を』出版

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   「患者の権利」運動の先駆者として知られる池永満弁護士を「偲ぶ会」が2013年 6月 2日、福岡市のホテルで開かれた。池永さんは弁護士となった時から「埋もれた人権侵害」としての医療過誤事件に注目。その基本としての患者の権利を高めることに全力をつくした。肝臓がんのため2012年12月 1日、66歳で亡くなった。

遺作に30年の活動が結晶

   「偲ぶ会」には多数の弁護士や市民が集まった。生まれてから亡くなるまでの写真がスライドで写され、福岡県の高校、九州大学時代の同級生、弁護士仲間らが人柄や当時の活動を紹介した。

   1980年、池永さんは福岡で「医療問題研究会」を立ち上げ、医療過誤事件で患者側の弁護活動を始めた。1984年、鈴木利弘(東京)、加藤良夫(名古屋)弁護士とともに、患者の知る権利と自己決定権を軸とした「患者の権利宣言案」作りに取り組んだ。これらを法的に確立するための「患者の権利法をつくる会」を結成、池永さんはその事務局長に就任し、さらに1999年にはNPO法人「患者の権利オンブズマン」の創立者理事長、と一途にこの道を駆け抜けた。

   偲ぶ会は実は出版記念会も兼ねていた。池永さんは1994年に『患者の権利』を出版していたが、その後の動きや成果、英国留学などの体験も加えて、改訂版の出版を企画していた。ところが2009年に悪性リンパ腫が見つかったのを皮切りに心筋梗塞や胃がんも患い、病床生活に。そのなかで、最後の仕事として全力を尽くしたのが改訂版『新 患者の権利 医療に心と人権を』 (九州大学出版会) だった。

   偲ぶ会では600 ページもの分厚いこの本が披露された。池永さんの命懸けでの30年の活動の結晶、として、日本の患者の権利の歴史と現状、将来の課題を凝縮した内容だ。その努力に頭が下がるとともに、医療界には池永さんの意を正しく汲み取ってもらいたいと願っている。

(医療ジャーナリスト・田辺功)

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