2024年 5月 4日 (土)

腸の健康は脳の健康につながっていく 腸内細菌と「心の病」との知られざる関係

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ビフィズス菌やオリゴ糖、食物繊維が腸内バランスを保つ

   腸内細菌は善玉菌と悪玉菌、そして状況次第で善玉にも悪玉にもなる「日和見菌」で構成され、密接にかかわり合いながら複雑にバランスを保っている。このバランスを「善玉優勢」に保つこと、つまり腸内バランスを整えることが腸の健康、ひいては脳の健康につながるのだ。

   ガーランド博士は過去の多くの研究結果から、乳酸菌やビフィズス菌などを多く含む発酵食品や、善玉菌の栄養源となるオリゴ糖や食物繊維を含む食品を摂ることが腸内バランスを整え、脳の発達にも影響を及ぼすことがわかっていると述べている。脳を健康に保ちたければ、腸を鍛えたほうがいい。ついでに便秘も解消され、免疫力がアップするという効果もある。一石二鳥の賢い健康法と言えるかもしれない。

[アンチエイジング医師団 取材TEAM/監修:山田秀和 近畿大学医学部 奈良病院皮膚科教授、近畿大学アンチエイジングセンター 副センター長]

参考論文

The gut microbiome and the brain.
doi:10.1089/jmf.2014.7000.


アンチエイジング医師団
「アンチエイジングに関する正確で、最新かつ有効な情報」を紹介・発信するためにアンチエイジング医学/医療の第一線に携わるドクターたちが結成。 放送・出版などの媒体や講演会・イベント等を通じて、世の中に安全で正しいアンチエイジング情報を伝え、真の健康長寿に向き合っていく。HPはhttp://www.doctors-anti-ageing.com

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