中国人観光客、コンドームも爆買い 日本製「薄くて、丈夫」と大人気

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   中国人観光客らの「爆買い」が、コンドームメーカーの株価を押し上げている。

   コンドームは少子高齢化の影響で国内市場は縮小傾向が続いているが、インバウンド消費と海外への輸出で売り上げが伸ばしている。

  • 日本製は「薄くて、丈夫」! 中国人、コンドームも爆買い(画像は相模ゴム工業のプレスリリース)
    日本製は「薄くて、丈夫」! 中国人、コンドームも爆買い(画像は相模ゴム工業のプレスリリース)

相模ゴム工業の「0.01」、売れすぎて生産休止に

   東京証券取引所市場第1部に上場するオカモトの株価は2015年7月31日、終値は前日比38円安の580円で引けたが、一時624円まで上昇して年初来高値を更新した。

   東証2部の相模ゴム工業も同日の終値で前日比18円高の755円を付けて年初来高値を更新。1月19日に付けた年初来安値395円の1.9倍に高騰した。

   JASDAQ市場に上場する不二ラテックスは、終値で21円高の323円。7月7日には栃木工場の生産能力を高めることが報じられると、それを材料に「買い」が入ってストップ高を記録。393円の年初来高値を付けていた。

   好調な背景には、輸出のほか、中国をはじめとする外国人の旺盛な需要がある。なかでも、中国人の「爆買い」は大きな支え。円安効果もあって相対的に割安感が出ており、中国人観光客がコンドームを箱詰めで購入。中国国内より安く手に入るため、帰国後にインターネットで転売するケースもあるらしい。

   中国では粗悪なコンドームが流通することが少なくなく、品質に優れ安心して使える日本製のコンドームが大人気。コンドームも爆買いの例外ではないということのようだ。

   オカモトによると、最近1年のインバウンド消費の伸びは、「コンドーム工業界および動態調査の数量ベースで、対前年比115%増です」という。

   売れ筋は、「薄型コンドーム」。現在、市販されているコンドームの厚さは平均0.04~0.06ミリほどだが、日本製は「薄くて、丈夫」にこだわって研究、開発を続けてきた。

   ドラッグストアなどでは、世界最薄コンドームとして知られる相模ゴム工業の「サガミオリジナル0.01」が品切れ状態だ。

   同社によると、「インバウンドのお客様を含め、想定以上の売れ行きで生産が追いつかない状態が続いています。そのため、6月分から出荷を休止しています。生産を見直しているところで、1日も早く販売したいのですが...」と話す。

   同社の場合、中国での販売は当局の認可が下りていない。それもあって、中国人観光客が「お目当て」のコンドームとして「001」を買い求めるケースが多いようだ。

   相模ゴム工業の2015年3月期の売上高(連結ベース)は前期比14.6%増の49億円。当期純利益は33.7%増の5億円。このうち、コンドームを含むヘルスケア事業の売上高は23.2%増の34億円だった。「オリジナルな価値とインバウンド消費と相まって、従来品とともに堅調に推移した」としている。

国内市場は縮小傾向、インバウンド消費と輸出で伸ばす

   不二ラテックスの「SKYN」の薄さも「0.01mm」。従来のコンドームとは違うイソプレンラバー(iR)を採用した、「まるで素肌のような、やわらかい触感」が売りだ。同社の2015年3月期決算の説明資料によると、「コンドーム市場は縮小傾向で推移しているが、薄型製品はインバウンド需要もあり売り上げは拡大している」としている。

   地域別の売り上げ構成比率をみると、アジアが93.4%と圧倒的(北米他6.6%)。「薄型・新素材コンドーム需要が増え、日本製品への要望が従来にないレベルで高まっている」と、手応えを感じている。

   オカモトは2015年3月期決算で、「コンドームは市場規模の縮小のなかで、数量は横ばいだったが、高付加価値の薄型コンドーム「002」シリーズの新アイテムの発売や積極的な販売施策などで、国内外で売り上げを増やした」としている。

   「生活用品」のセグメント売上高は0.7%増の328億円、セグメント利益は21.2%増の29億円だった。決算説明会では、岡本良幸社長が「日本製コンドームの信頼は海外で高い」と話すなど、その目は海外に向いている。同社ではトータル生産能力の拡張を図るため、現在、日本とタイそして中国の3拠点でグローバルサプライ体制を展開中だ。

   輸出も増やしており、同社によると中国向けの輸出(販売数量ベース)は、2013年は前年に比べて1.6倍の伸びがあったという。

   インターネットには、

「数か月前からサガミの『0.01』がずーっと品切れだった原因はこれか」
「コンドーさんは 世界一の品質ですからね」
「インバウンド銘柄だったのか... でも中国って病気が蔓延してるらしいから納得かも」

などといった声が寄せられているが、

   なかには、

「日本売り上げ落ちてるってやっぱり男子の草食化のせいかな?」

と、国内市場の縮小を憂う声もみられる。

   ちなみに2015年8月3日の株価は、オカモトが終値で前週末(7月31日)と比べて26円高の606円。相模ゴム工業は24円高の779円。一時790円まで上昇して、7月31日に付けた年初来高値をあっさりと更新してしまった。

   不二ラテックスは3日続伸。終値は23円高の346円で引けた。

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