「最近の若者は付き合いが悪い」という定説を覆す調査結果が公表された。同じ調査では「冷たい仕事人間」を否定する動きも表れており、不況の中「不機嫌な職場」で働く人たちが現状を変えたがっているとも読める結果となっている。

統計数理研究所は2009年7月16日、「日本人の国民性 第12次全国調査」の結果を公表した。この調査は1953年から5年ごとに実施。今回の調査は2008年10月から11月にかけて20歳から79歳の3302人に対し、面接方式で行った。
これによると、上司とのつき合いが仕事以外で「あった方がよい」と回答した人は58%で、1998年の55%から微増。年代別に見ると、20歳代は50%から65%、30歳代は45%から63%へと大幅に増加しており、若い世代で大きな意識の変化が現れているようだ。
「無理な仕事もさせるが、仕事以外でも面倒見のいい課長」の下で働きたいと考える人も、20代から40代では前回比で4~5ポイント増加。「給料はいくらか少ないが、運動会や旅行などをして、家族的な雰囲気のある会社」に勤めたい20歳代は、1973年の76%から前回の35%まで半減したが、今回は45%に増加している。
統計数理研究所は、この結果を次のように分析している。
「1980年代以降、職場での希薄な人間関係を好む方向への変化が緩やかに続いてきたが、若年層を中心として、この10年間で、『職場での人間関係を見直す動き』が見られるようになっている」
(続く)
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