「生活を楽しんでいる」という意識が高い男性ほど、脳卒中や狭心症、心筋梗塞を起こすリスクや死亡率が低い――。こんな結果が、厚生労働省研究班の調査結果によって明らかになった。女性では、このような関連が明確には見られなかったという。

研究班は、岩手県二戸や沖縄県宮古など全国9地域の男女(40~69歳)を対象に、生活習慣や意識に関する調査を実施。「ご自身の生活を楽しんでいると思われますか」というアンケートによって、生活を楽しむ意識の「高・中・低」の3グループに分け、循環器病との関係について約12年間にわたって調べた。
その結果、生活を楽しむ意識が「低い」男性は、「高い」男性に比べ脳卒中を発症する危険性が1.22倍、死亡率は1.75倍高かった。狭心症や心筋梗塞を発症する危険性は1.28倍で、死亡率は1.91倍だった。男性では心理的な要因によって、循環器疾患による死亡リスクが異なる可能性が大きいということになる。
なお、この研究において「生活を楽しんでいる意識の高いグループ」の男性は、週一回以上の運動習慣の割合が高く、喫煙者の割合が低いなど、健康的な生活習慣を維持している人が多い傾向が見られたという。
(続く)
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