いくら大事なお客様へのメールであっても「謹啓 時下ますます・・・」と始める人は、もういないだろう。文書に比べ、メールは簡潔な表現が歓迎され、カジュアルな表現が堅苦しくなくてよいとされる。しかし、どこまで崩してよいものなのだろうか。

客先で名刺交換をした後に、会社に戻ると「○○さま 本日はお忙しいところ・・・」とメールをいただくことが増えた。その対応の速さには驚くが、会ったばかりの人にいきなり「さま」というのは、不快というわけではないが、やや違和感を感じないでもない。
Q&Aサイトの「Yahoo!知恵袋」にも、社外宛には「さま」、社内宛には「どの」と、ひらがなで敬称をつけている人からの質問が掲載されている。質問者はビジネスメールでは漢字の「様」「殿」を使うべきと指摘をされたらしく、「本当ですか?」と尋ねている。
この質問には、「指摘してくださった方のおっしゃる通り」という回答があった。ひらがなで表記すると、敬称の「敬意」がかなり落ちてしまうので「漢字で書くのが無難」ということだ。相手を特別に敬う必要がなくても、くだけ過ぎという印象を抱かせてしまうのは望ましくない。
(続く)
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