企業業績の悪影響をまともに受ける、派遣社員の「契約更新」。調査によると、派遣社員の約7割が「契約更新が難しくなった」と感じている。ただし、体調管理やスキルアップをして更新に向けた努力をしたり、契約打ち切り前に求職活動を始めたりするなど、たくましく自己防衛をしているようだ。

求人求職マッチングサイト「派遣@ばる」を運営するアイルは2010年2月9日、派遣社員の「派遣の契約更新」の実態に関するアンケート結果を発表した。調査対象は「派遣@ばる」の登録会員で、回答者数は108人。
それによると、この1年間で派遣の「契約更新が難しくなってきた」と感じている人は、全体の68%にも上っている。回答者からは、
「6年勤めてきた会社は、これまで年中忙しく、人員不足状態で仕事をしていた。しかし昨年冬頃から信じられないくらい仕事量が少なくなり、社員中心で行う方針に変わった」
「6か月更新が3か月更新になり、今回の更新で勤務時間が短縮になった」
「アルバイトに変更し給料下げても働きたいなら更新する、という話もよく聞く」
などのコメントが寄せられた。また、「この1年以内に契約満了前に契約を打ち切られたことはあるか」という問いには、25%の人が「ある」と回答。
「仕事量が少なくなったので、更新はないと言われた」
「派遣先が倒産した」
など、派遣先の業績悪化が派遣社員の契約に直接影響を与えていることをうかがわせる。
このような厳しい情勢の中で、派遣社員自身も自衛策を講じているようだ。「契約更新のための努力をしたことがあるか」という問いには、「ある」と回答した人が34%いた。具体的には、
「翻訳スキルを高めるために、英検1級と工業英検2級を取得した」
「当日休み(休みの当日に申し出ること)や遅刻などはしないよう心がけている」
「なるべく風邪をひかないようにした。うがいをよくして、風邪が流行っている時は、マスクをしたりしていた」
など。遅刻や欠勤が続くと契約更新に響いてしまう厳しい状況が垣間見られる。
(続く)
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