仕事中にケータイいじる人が急増中です

2010/3/ 4 22:54

   地下鉄のホームで電車を待っている人たちが、みんなケータイをいじっている風景は、いつの間にか当たり前になった。サービスも多様になり、つねにつながっていないと済まない人は増えているようだ。

>>ヨソでは言えない社内トラブル・記事一覧

以前勤めていた会社では信じられない光景

――企画会社の総務担当です。最近、パソコンの隣に携帯電話やスマートフォンを置いて、たびたびいじっている社員が目立つようになりました。メールが多いようなのですが、中にはSNSで日記を書いたり、オークションの入札をしたりする人もいるようです。
   会ったこともない異性とアバター(自分の分身であるキャラクター)を介して擬似恋愛にはまり、1日に何十回もメッセージを送っている人もいました。特に顧客担当の女性たちは、受注減で仕事がヒマになったこともあって、夢中になる人が目立ちます。上司が何をやっているのか声をかけても、
「ちゃんと仕事してるんだから、いいじゃないですか」
「子どもの学校から連絡がしょっちゅうくるんですよ」
などと、かわされてしまっているようです。携帯電話に意識がいけば仕事の注意力が散漫になり、ミスの原因になりえます。お互いが注意しあう職場の風土があれば楽なのですが、他人に干渉しないことをよしとする風潮が社内にも侵食しています。
   私が以前勤めていたメーカーでは、信じられない光景です。中学校みたいですが、いっそ「私用電話は一切禁止」「私物の携帯電話はカバンの中にしまうこと」というルールを作って守らせようとも考えているのですが、いかがでしょうか――

(続く)

尾崎 健一(おざき・けんいち)

臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て、2007年に独立。ライフワーク・ストレスアカデミー代表として企業のコンサルティングを行いながら、秋田大学医学系研究科で自殺予防の研究に携わっている。『ケーススタディ 認知行動カウンセリング』(至文堂)に執筆者として参画。共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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