会社とは「自分のやりたいこと」をねじ曲げるところ?

2010/4/ 5 17:16

   2010年4月4日にWEB本の通信社の書籍紹介に掲載された「『お前は何様だ!』と怒鳴られた就活生」というコラムが、ネット上で話題になっている。リクルート出身の人事コンサルタント、前川孝雄氏の書籍紹介として書かれたものだ。

学生を「何様だ!」と罵倒した40代管理職

   それによると、前川氏が就職セミナーで講演したとき、質疑応答でひとりの大学生がこんな質問をしたという。

「お話を聞いていると、自分のやりたいことがあっても、それをねじ曲げて会社に合わせろと言っているように聞こえます。僕はやりたいことがあります。どうしてそれをねじ曲げてまで会社に合わせないといけないのですか? それが就職というものなんですか?」

   すると、隣の席で聞いていた40代の管理職が、突然烈火のごとく怒鳴り始めた。

「お前は何様だ! そんなにやりたいことがあるんだったら、就職なんてしなくていい。ひとりで会社でも作りなさい!」

   そして前川氏が控え室に帰るときに、この管理職が来て「さっきの彼いいね」「あいつみたいな奴が部下なら、徹底的に鍛えたいな」と言ったのだそう。

   確かに、就職セミナーとは、既存の会社に就職を希望する学生が集まるのが前提だから、「どの会社を選べばよいか」「どうやったら採用してもらえるか」という話が中心になるのは当然だろう。学生の質問は場違いともいえる。

   しかし、働くことに対する自分なりのスタンスを決めかねている学生が、質疑応答の時間に講師に自分の疑問を投げかけてもよいはずだ。なのに、なぜ公衆の面前で罵倒されなければならないのか。これにはネットユーザーは黙っていない。

「会社のいいなりで生きてきたオヤジの地雷(を踏んだな)」
「カッとなって怒鳴りつけちゃって、さすがにマズイと思って、あとから取り繕ったんだろ。見え見えだっつうの」
「あえて怒ってみせて威圧して、最初に優劣と上下関係をハッキリさせる。そして自分の手元に置いてから『俺が育ててやる』。マインドコントロールだ」

(続く)

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