会社の恒例行事の中には、当初の趣旨があいまいになっているものもある。それを続けるのも社風や伝統という考えもあるが、やめても何の問題もなかった場合もあるだろう。ある会社では、若手から朝礼の廃止を提言された課長が対応に悩んでいる。
――印刷業の営業課長です。当部では毎日、始業時に朝礼を行っています。
月曜日は部長のあいさつの後、その週の予定を知らせ、経営理念の唱和をします。その他の曜日は、メンバー持ち回りのあいさつと、課単位の業務内容の確認などを行います。
この朝礼について、入社3年目のA君から疑問を呈されました。彼の言い分はこうです。
「そろそろ朝礼はやめませんか? 持ち回りのあいさつを考えるのは大変だし、わざわざ全員が集まってやることはないですよね」朝礼にかかる時間は、毎日10分から15分程度。A君は「連絡事項があるならメールで済みますよね」と言います。確かに、最近の朝礼の内容は代わり映えがせず、参加者のやる気も高いとはいえないかもしれません。
(続く)
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