「上司が外国人になる日」に何が起こるのか

2010/7/28 10:21

   最近、社内の公用語を英語にする日本企業があらわれ、それとともに「上司が外国人になる日」が近づいていると言う人もいます。そこで、外国人上司が当然ながら多くなる外資系企業の実情について、参考までにご紹介しましょう。

>>外資系で働くということ・記事一覧

「上司は絶対」変わらず。ドライなところを利用すべし

言語以外にも相違点がある
言語以外にも相違点がある

   まず言っておきたいのは、外資系においても普通の日本企業と同様に、直属の上司があなたにとって決定的な存在であるということです。

   直属の上司の人事評価は絶対であり、直属の上司に認められない人は、いくら頑張っても報われません。外資系に「異動」は通常ないので、上司がひどいときにはあなたが会社を辞める以外に逃れる方法がありません。

   さて、「上司が外国人」になったらどうなるか、という点ですが、言語の問題を脇に置けば、通常の場合は外国人だろうと日本人だろうと、あなたが部下として十分に勤めを果たしていれば何の問題もないはずです。

   むしろ、外国人が上司になったほうが、仕事の成果のみで判断される度合いが多くなるので、正当に評価してくれる可能性が高いはずです。この辺は外国人のドライなところをうまく利用すべきです。かえって浪花節的な日本人上司に当たったほうが、

「付き合いが悪い」
「言いたいことを言いすぎる」

といったロクでもない理由で評価が下がったりするおそれがあるのではないでしょうか。

   ただし、外国人には日本的な以心伝心は通用しないことを理解しておかねばなりません。外国人は「空気を読む」ようなことはしませんから、自分のことを常日頃からアピールしておかないとだめです。

   それも、さりげなく伝える、などというのでは足りません。堂々と、

「自分はこれだけのことをしました。だからボーナスを期待しています」

と示さなければだめです。それをしておかないと上司が気付かないだけでなく、手柄を他の同僚に持っていかれるおそれさえあります。

(続く)

益村誠一郎

大学卒業後、大手都市銀行に勤務した後、外資系金融機関に転職。数社で勤務をしたあと、現在はある投資ファンドに所属。外資系企業での豊富な経験と幅広い人脈に裏打ちされた「外資系の実態分析」には説得力がある。

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