2024年 4月 26日 (金)

1番イライラしている「性別・年齢層」はココだ

   2014年もイライラしたけど、2015年もやっぱりイライラするっ!――そんな新年のスタートを迎えた人もいるかもしれない。

   日々の生活で、イライラを感じる人が増えている。ある調査では、最近1か月間に「イライラ」したことが「ある」人の割合は右肩上がりで増えており、特に若い女性の増加が著しいそうだ。仕事や家庭のストレスなど、要因は様々だろうが、蔓延する「イライラ」をなんとか解消する方法はないものか。ある「魔法の言葉」が、そのカギを握っているかもしれない。

イライラ「ある」が、「ない」を初めて上回る

ああっ、イライラする!
ああっ、イライラする!

   大学共同利用機関法人「統計数理研究所」が実施した「日本人の国民性調査」によると、この1か月間に「いらいらしたことがある」人の割合は、調査を開始した1993年以降、概ね増加傾向が続いている。2013年には初めて、「ある」人の割合 (50%)が、「ない」(49%)を上回った(2014年10月30日公表)。1993年時の「ある」は38%で、10ポイント以上増えている。

   また、「ここ1か月にイライラ経験が『ある』人」の割合をみると、若い世代ほど多い。20代では男性55%、女性77%、30代では男性57%、女性76%と、特に若い女性にイライラがたまっているようだ。40代以降、数字は次第に低くなっていき、60代では男性30%、女性40%、70歳以上になると男性28%、女性39%と女性の数値も4割を下回っている。

   こうした現状の、一助となる(かもしれない)ブログが、昨2014年末に話題となった。人気女性会社員ブロガーの「はせ-おやさい」氏による、「『いつも機嫌がいいひと』でいるためのコツとか」(2014年12月9日)だ。

   彼女は以前、「かんしゃく持ちで、気分の乱高下が激しかった」が、ある時、上司の「俺はみんなが機嫌ようやってくれりゃええんや」という一言がきっかけで、考えが変わったという。それ以来、研究を重ね、近年では「かなりご機嫌さん状態がキープできてるほう」という彼女。ブログでは、「ご機嫌」でいるためのコツを、いくつか紹介している。

逆境を、あえて面白がる

   はせ氏によると、まずは「五感を大切にする」。緑が多いところを散歩したり、美術館や映画館に足を運んだりするなど、「自分の感覚が楽しくなるようなことを積極的に取り入れる」のが、ご機嫌でいるためには有効という。

   さらに、ストレスから100%逃れることはできないため、「刺激を前向きに捉える」のも大切だそうだ。嫌な人とチームを組まされた時も、「なんでわたしはこの人が嫌いなんだろう?」など、一歩「踏み込んで考える機会が降ってきた」と思えば、ネタとして捉えることができる。

   さらに、トラブル続きで、職場全体に負のオーラが蔓延した時に使えるのが、「逆に、面白い」というフレーズ。これをつぶやくだけで、なぜか前向きさがキープされるという。確かに、「逆に、面白い」と言ってしまえば、修羅場もハイテンションで乗り切れそうだ。

   ブログの読者からは、「『逆に面白い』は、すごくいいなって思った。仕事で辛い時や苦しい時でも、怒ったりイラついたりしない人って尊敬しますね」、「ストレスに感じることも、逆に面白いって思えれば、人生もっと楽しくなるかも」などのつぶやきが寄せられた。それだけ多くの人が、ストレスの対処法に悩んでいるということだろうか。「逆に、面白い。」明日から早速、使ってみよう。(KH)

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