金を使うのは若いうちの特権だ 節度だけわきまえ無駄をしろ(江上剛)

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「若いうちにお金を貯めたほうがいいのでしょうか。それとも使ったほうがいいのでしょうか」

   くだらないことを考えるなよ。若い間は、大して金もないから貯められるはずがないだろう。

   使えばいいに決まっている。大いに無駄をすればいい。男なら、酒、博打(麻雀、競馬、パチンコ)、女......。

  • いずれいい経験になる
    いずれいい経験になる

いずれ貯めねばならない時が来る

   依存症になったり、横領したりしないように気を付けないといけないけれど、少ない給料をパッパッと使うのは若いうちの特権だ。私だって若いころ、給料を一晩で遊興に使ったことがある。その頃は独身寮に入っていたので朝食、夕食はちゃんと食べることができたし、昼食は銀行の支店で食べるから、金が無くても飢えることがなかった。でもさすがに心細かったけどね。

   携帯ゲームとかに金を使うのはどうかと思う。また、競馬、パチンコなどの一人ゲームも私は勧めない。金を使うなら、麻雀やゴルフなど仲間と遊ぶものがいい。友だちができるし、人脈も作ることができる。

   でもギャンブルはあまり勧めない。どうしても熱くなるし、負けが込むと会社の金を横領したり、友だちとの関係が悪化することもある。

   酒は人脈作りに利用したらいい。しかし飲まれたらいけない。酔っぱらって暴れたり、他人に迷惑をかけたりしてはいけない。

   女はどうか?   水商売の女性に入れあげるのもいい。しかし節度が大事だ。自分の給料以上の金をつぎ込んで失敗した知人がいる。毎晩、銀座に出かけていたが、そのうち銀行の取引先の金に手を付け業務上横領で逮捕されてしまった。

   若いうちは金なんか貯めようと思っても貯められない。だから使うに限る。失敗してもいい。無駄遣いでもいい。いずれそれはいい経験になるだろう。しかし節度だけは大事だ。金に使われては、人生に失敗する。

   しかし中には、ちゃんと目標があって、少ない給料を貯めて、事業を起こす資金にした友人もいる。彼は、今は上場企業の社長だ。こういう人はなかなかいない。

   先日、テレビでサラリーマンコレクターを紹介していた。給料で、美術品を購入したら、それが何千万円にもなったというのだ。別に利殖にならなくてもいいけど、好きなことに金を使うのもいいだろう。きっとあなたの益になる。

   本を買ってほしいな。たくさんの本を買って読んでほしい。いずれにしても金は、貯めなくてはいけない時が来る。それまでは大いに浪費すべし!(江上剛)

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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