2024年 4月 26日 (金)

ウサギ駅長「もっちー」、山形鉄道フラワー長井線「宮内駅」で勤務中

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   山形鉄道フラワー長井線の宮内駅(南陽市)に2010年8月1日、白ウサギの駅長「もっちー」が就任して話題を集めている。

「駅内に『ミニ動物園』を作りたい」

8月1日には駅長就任式が行われた
8月1日には駅長就任式が行われた

   体が白くふっくらとした体型から名付けられた「もっちー」は、茶色い毛並みをした2匹のウサギ駅員「てん」と「ぴーたー」とともに、ふだんは駅の改札近くのケージで「勤務」している。お客さんが集まっている時は、2メートル四方のスペース「ふれあいコーナー」に放され、体をなでることができる。要するに、「もっちー」駅長たちの「仕事」は乗降客らとのふれあうことなのだ。

   ところでなぜ、ウサギ駅長が誕生したのか――。企画の発案者は新入社員の松山愛さん(29)だ。「採用の面接で私が、駅内に『ミニ動物園』を作りたいと言ったのがきっかけ」と明かす。松山さんは子どもや動物が大好きで、農業高校を卒業後、保育園や牧場で働いていた経験もある。

   宮内駅近くにある熊野大社では「白ウサギを見つけると幸せになれる」と言い伝えられ、沿線には「白兎(しろうさぎ)駅」がある縁で、企画が採用された。ウサギたちは松山さんが母校から譲り受け、5月に生まれたばかりだという。勤務時間外の面倒は松山さんが自宅で見ているそうだ。

「もっちーはさすが駅長とあって、いつもどっしりと構えています。2匹はとてもおてんばで、いつもぴょんぴょんしています。それに食いしん坊ですね」

   ちなみに、全国各地で猛暑が続いているが、宮内駅も例外ではない。ウサギたちは風が当たる場所や日陰など涼しいところに移動させ、すだれをかけて日よけを作り、暑さをしのいでいる。

「駅内には300冊ほどの絵本を集めた図書館も開設しました。子どもたちに愛される駅にしたい。長井線を元気にできればうれしいです。それに来年は卯年。駅長にはぜひとも頑張ってほしいところ。将来的には動物の数も増やしていきたいなと思っています」
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