ふなっしー、くまモンも応援 「津波てんでんこ」を広める「津波防災の日」啓発イベント

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   2016年11月5日、「津波防災の日」「世界津波デー」(11月5日)にあわせ、都内で「津波防災の日」啓発イベント『東日本大震災の教訓を未来へ~いのちを守る防災教育の挑戦~』が行われた。

   イベントには東日本大震災の被災地である岩手県釜石市の釜石中学校の生徒、南海トラフ地震での被害が予想される高知県黒潮町の大方中学校・佐賀中学校の生徒が参加し、防災学習について発表したほか、「津波防災ひろめ隊」としてふなっしーやくまモンなどのゆるキャラも登場した。

  • 「津波防災の日」啓発イベント『東日本大震災の教訓を未来へ~いのちを守る防災教育の挑戦~』
    「津波防災の日」啓発イベント『東日本大震災の教訓を未来へ~いのちを守る防災教育の挑戦~』
  • 「津波防災の日」啓発イベント『東日本大震災の教訓を未来へ~いのちを守る防災教育の挑戦~』
    「津波防災の日」啓発イベント『東日本大震災の教訓を未来へ~いのちを守る防災教育の挑戦~』
  • 「津波防災の日」啓発イベント『東日本大震災の教訓を未来へ~いのちを守る防災教育の挑戦~』
    「津波防災の日」啓発イベント『東日本大震災の教訓を未来へ~いのちを守る防災教育の挑戦~』

3.11で被災の釜石中学校も取り組みを発表

   イベントに登場した「津波防災ひろめ隊」のふなっしー、くまモン、ちっちゃいおっさん、きいちゃんは、「釜石の奇跡」を起こした「津波てんでんこ」の重要性をアピール。

   「津波てんでんこ」とは、津波がきたら各自が一刻も早く自分の命を守るために全力で高台に逃げろという意味をもつ。何度も津波被害を受けている東北の沿岸部で、過去の教訓に学んで生まれた言葉で、釜石市では東日本大震災以前からこれを標語に防災教育に力を入れていた。

   震災当時、釜石東中学校に在籍していた小笠原舞さんは、3・11の体験を語った。地震発生時は学校におり、地域の人たちに声を掛けながら高台に逃げたという。安全を考え1つめの避難場所から、さらに離れたところに逃げるなど「津波てんでんこ」の防災教育が被災時の適切な判断・行動につながったと話した。

   また、東日本大震災の被災地である岩手県釜石市の釜石中学校の生徒、南海トラフ地震での被害が予想される高知県黒潮町の大方中学校・佐賀中学校の生徒が、現在取り組んでいる「防災教育」について発表した。

   釜石中学校の生徒は3.11以降、さらに防災意識を高めるため、避難訓練だけなく被災したあとをどう過ごすかということを考え、簡易トイレの設置などの学習にも取り組んでいると発表。

   南海トラフ地震での被害が想定される高知県黒潮町の大方中学校・佐賀中学校の生徒は、「防災袋」などの学習を行っていると発表した。この防災袋には非常時に必要だと思うものを各家庭で話し合って入れ、実際に避難場所に置いているそうだ。何が必要かを家族と話し合うことで防災意識が高まったという。

   後半に行われたトークセッションには、東北大学災害科学国際研究所所長・今村文彦さんや元・釜石市防災課長の末永正志さんのほか、東京都民を代表して女優で作家の中江有里さんが参加。防災教育の重要性や東日本大震災の教訓を今後にどう生かすか、意見を交わした。

   津波防災については、過去の災害の教訓をどう伝承していくかが課題になっている。今後も「津波防災ひろめ隊」の活動や各地でのイベントなどを中心に津波防災を啓発する取組みが行われる予定だ。詳細は公式サイトから。

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