2024年 5月 21日 (火)

薬物断って5年 後遺症に苦しむ女性

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   高校時代にアルバイト先の社長から大麻をもらいハマり込んだというこの女性は、大麻の後、マジックマッシュルーム、MDMA、LSD、大麻樹脂、最後にコカイン。

   昼は援助交際、夜はクラブで薬物を使用。「女を武器に男に5000万円のマンションを買わせた」り、欲望のおもむくままに生きてきたという。

   転機が訪れたのは25歳の時だった。薬物を決別するために北九州市の自立支援施設『本気塾』に入塾した。

   塾での生活は、朝6時起床、他の5人の塾生と一緒に朝食をとり、食事が終わるとすぐ仕事に出かける。女性の勤め先は飲食店。厨房の仕事についている。

   将来の夢は「結婚し家庭を持ちたい」と照れ臭そうに話し、後遺症と闘いながら夢へ向かって自立への道を模索している。

   はたして夢は叶えられるのかどうか……記憶障害や力加減を調節できなかったり、免疫力が低下したりするなど高い壁が立ちふさがっている。

   『本気塾』の押川剛塾長は「薬物の後遺症との闘いですよ」と次のようにいう。

「1番ショックだったのは記憶障害。介護の資格でも取って手に職をつけさせたいと思うが、将来展望が描けない。(薬物は)幸せの前借り。あとの人生でそれを返していかなくてはならない。いくら返しても、返しても、返しても減らない負債ですよ」

   女性自身も「ちょっとでも手を出したら未来はなくなる。自分で壊すことになる。年を経れば、経るほどそれを実感する」という。

   キャスターの加藤浩次は「薬物の入口である大麻をやる人が増えていますね……」。テリー伊藤も「軽い気持ちで足を踏み入れてしまったが、それを断つのにあれだけ時間がかかってしまう」と絶句した。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中