2024年 4月 27日 (土)

北朝鮮魚雷攻撃「狙いは統一地方選(6月)とG20(11月)の可能性」(韓国・外交トップ)

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   朝鮮半島情勢の緊迫化を踏まえて、番組は韓国のユ・ミョンファン外交通商相にインタビューした。北朝鮮が起こしたとされる今回の哨戒艦沈没事件をどう見るか、「制裁外交」をどう進めていくか、という国谷裕子キャスターの質問に、「受け入れ難い、精神的衝撃だった」「国際社会に支持を呼びかける」と常識的かつ慎重な返答をつづける。

金正日登場のころと状況そっくり

   北朝鮮の狙いについて、外交通商相は次のように語る。

「北の国内事情がある。デノミ失敗による社会不安が広がっている。軍部の影響力が増しているのも要因の1つと考えられる。一方、韓国内のさまざまな状況に応じて、混乱や分裂を図ろうとしている可能性もある。6月には統一地方選挙があり、11月にはG20がソウルで開催される予定だ。北がそれを見越して今回の事件を画策した可能性もある」

   朝鮮問題の専門家の見方も紹介され、ユ氏とほぼ同じだ見方だったが、キム・ジョンイル総書記の三男への後継態勢を確立させるためとする説も有力のようだ。専門家たちはこう解説する。

「今の状況は、キム・ジョンイルが40年前、後継者として登場したころとよく似ている。当時、北朝鮮はアメリカ軍の調査船に攻撃したり、韓国沿岸にゲリラ部隊を次々と送り込むなど、朝鮮半島に緊張状態をつくり出した」
「北朝鮮は国内経済や後継者の問題、韓国の政策の転換もあり、今までとは違う状況に追い込まれている。短期的に見れば、北が攻撃的な行動をとりつづけることは避けられない」
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