2024年 4月 28日 (日)

カナヅチ男性フェリーから海転落!ラッキー重なり奇跡の生還―高松

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   リポーターの阿部祐二は水難事故に関心が強いのか、ため池に落ちた少年がペットボトルで助かった和歌山の事故(2011年6月7日放送)に続いて、今朝(2011年6月21日)はフェリーから瀬戸内海に転落して助かった中年男性(42)の事故を取り上げた。

溺れながらケータイで118番通報

   6月18日、男性は高松から岡山県玉野市へ買い物に行くためフェリーに乗った。出港して25分ほどで船に酔い、吐き気が強まって船から身を乗り出したときに、足を滑らせて5メートル下の海に落ちてしまった。誰も気づかずフェリーはそのまま去って行った。

   男性はカナヅチだったが、その後の行動は冷静で3つの幸運を呼んだ。1つはポケットにあった携帯電話が防水でないのに通じたこと。水面から顔だけ出して118番通報した。110番や119番は誰でも知っているが、118番は海の事件事故の緊急通報用の電話番号だ。最寄りの海上保安本部につながり、男性は必死で救助を要請した。

海上保安庁指示「力抜いて仰向けに浮いていろ」

   次にカナヅチの男性が溺れなかったのはなぜか。海上保安庁から「力を抜いて暴れないように、顔を上に向けて仰向けにして、呼吸を確保してください」とアドバイスを受け、その通り立ち泳ぎのような仕草で浮いたままの状態を保った。

   もうひとつは、海上保安本部から連絡を受けたフェリーは引き返し、当日は霧が深く視界が悪かったにもかかわらず、乗務員は海面に目を凝らして男性を発見。転落から20分後だったが、「あと10分遅れていたら死んでいた」と男性は語っている。

   3つの奇跡が重なって九死に一生を得たわけだ。男性はこれからは酔い止めの薬を飲んでから船に乗ると反省している。水の事故の多い夏に向けて、溺れそうになったら、「顔を上に向け、力を抜いてバタバタ暴れないこと」、このことは覚えて置いていいことだ。

文   一ツ石
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