日本も竜巻あたり年!どこに逃げればいいの?窓のないトイレ、クロゼット
2013.05.23 11:34
0
アメリカのオクラホマを襲った巨大竜巻でこれまでに24人の死亡が確認されているが、生死を分けたものは何だったのか。竜巻は最大瞬間風速90メートルで、幅2キロにわたって西から東へ建物を破壊しながら約27キロを約40分で進んだ。日本でいえば東京23区を横断した格好だ。不運なことに、その途中に小学校が2つあり、明暗が分かれた。
天井抜けたが命助かったオクラホマの中年男性
プラザ・タワーズ小学校は校舎がほぼ全壊し、7人の子どもたちの命が奪われた。シェルターのないことが大きな被害につながった。一方のブライアーウッド小学校では、同じように竜巻の直撃を受けながら全員無事だった。ここもシェルターはなかったが、子どもたちは窓のないトイレに避難したり、教師が子どもたちに覆いかぶさったりして危害を免れた。偶然もあるが、とっさの判断が生死を分けた。
被害の大きかったムーア市では、家屋が崩れ去り一面に瓦礫となって散乱している。助かった中年男性は家の中のクロゼットに身を潜めたという。天井は抜けたが、命は助かった。別の女性は地下のシェルターに入っていて家族全員無事だった。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト