2024年 5月 1日 (水)

鉄鋼の好調はどこまで続くのか

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突発的な出来事がないかぎり、好調さは続く

  建設用鋼材の場合、棒鋼などは中国の自給率は100%を超えており、今後、輸出市場での価格低下が懸念され始めている。ただ、高炉メーカーにとってはほとんど影響が出ないとの見方が支配的だ。日本から中国への輸出量は692万トンと全輸出量の18%(2003年)を占める。しかも自動車、電気向けなど中国では調達できない薄板関係が輸出の大半を占めている。「中国での建設投資はいずれスローダウンする。自動車生産も今は踊り場を迎えているが、所得の上昇で自動車購入層は増加していく。輸送料の増加で造船向けも好調な伸びが続く」(新日本製鉄・藤原信義常務)見通しで、当面、現在の需給逼迫状態が崩れる可能性は少ない。突発的な出来事がないかぎり、高炉メーカーの好調が続く可能性が高いだろう。

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