2024年 4月 26日 (金)

ヤフオクにあふれる 怪しい早実グッズ

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   2006年8月21日に夏の甲子園で早稲田実業学校が初優勝を果たして以来、「早実フィーバー」が続いているが、オークションサイトなどでも「早実関連グッズ」があふれている。ただ、「ニセモノ疑惑」がささやかれる出品が結構多い。

   例えば大手オークションサイト「ヤフーオークション」では、学校名や選手名で検索すると、140近い出品物がヒットする。関連グッズは多岐にわたり、数百円で買えるものから、数万円の値が付いているものもある。

「甲子園で入手」がうたい文句

サインボールは本物か
サインボールは本物か

   最もお手軽なのが、早実の初優勝を伝える号外だ。数百円で手にすることができる。中には、複数の新聞社の分をまとめて売る、親切な出品者もいる。地元の国分寺駅前で配られたという記念ポスターも出品されている。

   「甲子園球場で入手」がうたい文句のグッズもある。校名入りのキーホルダーやペナントだ。これらは1,000円~2,000円の値段が付いている。もっと安いものだと、うちわ(700円)や、保存用に購入したという決勝戦チケット(120円)などがある。ちなみに、使用後の半券も出品されているが、現在の入札価格は1円だ。

斎藤投手直筆サインボールにニセモノがある

   中には、本物かどうか疑わしいものもある。その代表的なものが、「斎藤佑樹選手直筆サインボール」として出品されているボールだ。J-CASTニュース編集部が8月23日18時に確認した時点では、この「サインボール」の出品は2件あり、それぞれ27,000円と45,500円の値段が付いている。2点とも、商品紹介にはこんな文言がある。語尾が微妙に違う以外は、ほとんど同じ文章だ。

「新品のサインボールにサインをしていただいたものです。 専門のショップではない為直筆を証明する証明書の様な物はございませんが100%本物です。ご心配なお方は鑑定に出して頂いても構いません」

   奇妙なのは、「100%本物」と言いつつ、写真を見る限りでは筆跡が全く違う、ということだ。つまり、どちらかが偽物か、両方とも偽物だ、ということだ。

   プロ野球の巨人球団は8月22日、球団職員が選手のサインを偽造した野球用品をヤフーオークションに出品したため、この職員を懲戒解雇した、と発表した。05年5月から06年8月にかけてバット、ボールなど91点に偽のサインを書いて出品、取引総額は70万円から100万円に及ぶと推定されている。「サイン入り野球グッズ」には、常に偽造のリスクがつきまとう、と思っておいた方が良さそうだ。

   斎藤投手が試合で使用していた青いハンカチと同じだという「佑ちゃんタオル」なるものも複数出品が確認されている。本当に同じ銘柄かどうかは確認されていないが、3,000円~4,000円の値段が付いている。

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