アパ 9ホテルの営業停止を発表

アパグループは2007年2月5日、水落光男1級建築士による耐震偽装問題に関連して、同建築士が担当した9ホテルについて新たに営業を休止して安全性を確認すると発表した。6日から新規予約受付を停止するほか、すでに予約している宿泊客については2月28日の宿泊までに限り、その後は営業を停止するとしている。アパはすでに耐震偽装が発覚した2ホテルの営業を停止しており、水落建築士が関与した全ホテル11件が休止に追い込まれることになった。
同社はまた、同建築士が担当して新潟県三条市に建設中のマンション「アパガーデンズ東三条イーストコート」について、同市から耐震性について調査報告するよう要請されたとして、同物件の工事を5日に中止したと発表した。
アパグループによると、水落建築士が担当した物件は全部で58件あり、うち11件がホテル、46件がマンション（うち6件が未完成）、1件が立体駐車場だという。