2024年 4月 26日 (金)

紀香「ご当地婚」大ウケ 関西人の地元意識くすぐる

兵庫県内への経済波及効果120億円

    こうした、「ご当地婚」の地元への経済効果も莫大で、日本銀行神戸支店は07年3月2日に最大で120億円の兵庫県内への経済波及効果があるとの試算を出している。これは、紀香さん・陣内さんの結婚をもとに観光客やブライダル業界での需要の高まりを数値化したもの。同行同店はJ-CASTニュースに対し、この数値が披露宴前の3月時点での試算であることを踏まえたうえで、「2人の結婚で、県内経済のさらなる経済効果に期待したい」と話している。

   紀香さんと陣内さんが式を挙げた生田神社では、約230件の挙式の申し込みが現在までにあった。06年は挙式の申し込みは160件ほどで、既に昨年実績を上回っていることになる。生田神社では、07年の年間挙式数を06年実績の1.7倍~1.8倍になると予想している。
   生田神社へは挙式についての問い合わせが相次いでおり、すでに「大安」や「友引」といった結婚に縁起のいい「日和」には、「時間やお部屋を調整するのが難しくなっている」状態だ。同神社は県内で最も有名な神社であるが、挙式するのはほとんど地元の人。挙式の数は急激に増えているが、「にわか的な人はそれほど多くないのでは」と語る。どうやら、他県からの「押しかけ」の挙式が増えているわけではなく、地元の人がこぞって「生田神社で」ということで、挙式する現象のようなのだ。

   一方、披露宴が行われたホテルオークラ神戸は、「日にちが披露宴から間もないということもあって予約数が急増しているわけではない」としながらも、

「これまで芸能人といえば東京で活躍なさる方が多いので、神戸でもこれだけの大物女優の結婚はこれまでになかったこと。集客についてはこれから期待したいと思っています」

と、これからの集客の伸びについては期待感が高まっている。
   「地元意識が強い」といわれる神戸で行われた「ご当地婚」が、関西人の地元意識を強く喚起させ、高視聴率という高い注目度と、莫大な経済効果を地元にもたらしているようだ。

1 2
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中