2020年 9月 21日 (月)

三菱UFJジャックスを傘下 信販再編ドタバタの舞台裏

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   三菱UFJフィナンシャル・グループが信販大手のジャックスを傘下に収める方針を発表したことは、金融界で「まるで株主総会対策」と失笑を買っている。日程もろくに定まっていない段階で発表した理由は、系列の信販大手、セントラルファイナンス(CF)を三井住友フィナンシャルグループに追いやったことがある。だが、CFを系列外に放り出した背景には、三菱グループ得意の「対応」が隠されていた。自業自得としか言いようのない三菱グループの信販再編のドタバタの舞台裏は――。

5%足らずの保有株式で関連会社扱い?

ジャックスの三菱傘下入りが波紋を呼んでいる
ジャックスの三菱傘下入りが波紋を呼んでいる

   公的資金返済の道筋をつけて経営に余裕が出てきたメガバンクは2006年以降、リース会社など傘下企業の再編に乗り出した。そこに消費者金融のグレーゾーン金利問題に端を発した貸金業規制法の改正が降って湧いた。これが高利のぬるま湯にドップリつかっていた信販業界を直撃。みずほフィナンシャルグループ系のオリコが巨額の赤字に陥り、金融支援を受けたことに代表されるように、銀行傘下で信販会社の再編は不可避になっていた。

   系列のジャックスとセントラルファイナンス、三菱UFJニコスを抱える三菱グループにとっても状況は同じ。悲劇の原因は、三菱グループの信販再編が、三菱東京UFJ銀行の三木繁光会長が手がける案件だったことにある。

   三木会長は06年から水面下で再編工作に動く。三木会長にとって再編は自明の理だったようだが、問題は

「5%足らずの株式しか持っていないCFを関連会社扱いした三木会長の態度だった」(三菱関係者)

という。

   CFは旧東海銀行系で、名古屋をはじめとする中部が本拠地。土地柄から独立心が強いうえ、CFの土川立夫社長は、地元財界の雄である名鉄グループ総帥の故土川元夫氏の息子。そんな誇り高き企業に対し、「ジャックスとくっつくのは当然のように振る舞った」ことで、話がこじれた。

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