2024年 4月 19日 (金)

携行缶でガソリン買いだめ 品切れや暫定税率復活に備える

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ポリタンク持ち込みに懸念の声

   消防法によると、ガソリンは、40リットル未満なら家庭で買い置きすることができる。

   しかし、消防庁危険物保安室では、「給油時に蒸気が漏れれば、服の静電気にも引火する可能性があります。ガソリンは、火災が発生する危険が極めて高いのです。一般家庭は、防火設備が整っていないので、買い置きは極力控えて下さい」と話す。

   ガソリンスタンドでは、店員がいれば携行缶で購入できる。が、セルフスタンドでは禁止されている。各スタンドでは、モニターで客の給油状況を確認しているようだが、懸念されるのが、混雑や値上げ前の混乱にまぎれて給油するドライバーが出てくることだ。あるガソリンスタンドでは以前、車への給油後を見計らって携行缶にガソリンを入れるドライバーもいたという。

   さらに、恐ろしいのが灯油用のポリタンクにガソリンを入れることだ。これは、大変危険なため消防法で禁止されている。ところが、前出のグッドー白樺店では、不気味なことに、ポリタンクの売り上げも伸びているというのだ。

「暖かくなってきたので売れていなかったのですが、548円の18リットル入りがこの1週間で20缶ぐらい出ています。禁止なのを知らないで買った可能性がありますが、携行缶と違い、エア抜きがなく膨張するので非常に危険です。ポリタンクに注意書きが張ってありますが、今後はさらに張り紙をしたいと思います」(担当者)

   スタンドでも、戦々恐々としている。前出の「会津ゼネラル」のSS事業部長は、こう明かした。

「ホームセンターで買わなくても、家にある灯油用のポリタンクを持ってきて入れたりするのでは、と恐れています。ガソリンを入れて火事になった例をけっこう聞いていますので、とても怖いです。誤ってポリタンクに給油したら大変なことになりますので、監視をさらに強め、見つけたら『止めて下さい』と呼び掛けます」
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