光市母子殺害事件のテレビ報道 BPOが「極めて感情的」と批判

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   放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送倫理検証委員会」は2008年4月15日、山口県光市の母子殺害事件の裁判を扱ったテレビ各局の報道について、「多くが極めて感情的に制作されていた」と批判する意見書を発表した。

   意見書では、「なかには出演者が被告・弁護人の発言や姿勢に対して、明らかに罵詈雑言と思われる言葉を浴びせかけたり、激しいバッシングを加えるようなものもあった」「被告がたんに荒唐無稽で、奇異なことばかり言っているという印象が強調されることとなった」などとし、ほぼ全ての番組が被告側の「荒唐無稽さと異様さ」に反発し、「被害者遺族」に共感する内容だった、と指摘。「画面には、取材し、考察し、表現する者の存在感が恐ろしく希薄である。そのような番組しかなかったことに、委員会は強い危惧を覚えないわけにはいかない」としている。

   同委は、市民団体から放送倫理上の問題点を検証するよう求められ、8放送局、20番組、33本の番組を調査していた。

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