2024年 4月 27日 (土)

「国交正常化は北朝鮮次第」 高村外相特派員協会で会見

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「国交正常化は北朝鮮次第」と高村外相
「国交正常化は北朝鮮次第」と高村外相

   主要8か国(G8)外相会合を直前に控え、高村正彦外相が2008年6月24日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見した。「核拡散防止と平和構築」が外相会合のテーマになっていることから、北朝鮮の核問題については

「核計画を放棄するように、G8として強いメッセージを打ち出していきたい。北朝鮮に具体的な行動を求めていく」

と述べた。その上で、北朝鮮が核計画の申告を提出し、米国が北朝鮮をテロ支援国家の指定から外すことが確実視されていることについては

「米国はテロ国家指定解除を非核化のカードとして使うのが狙いだが、これを拉致問題解決のカードとして使わせて欲しい、というのが日本の考え方。これは米国も理解している。指定解除は、拉致問題を含む日朝関係の進展も視野に入れると(米国は)言っている」

として、外相会談の場でライス国務長官に協力を求めていく考えを明らかにした。

   一方、韓国の民放局の記者から、日朝国交正常化の可能性について質問が飛ぶと、

「質問へ答えはきわめて簡単で、北朝鮮次第。北朝鮮が拉致問題を全部解決してくれて、核も全部廃棄してくれて、ミサイルの問題も解決してくれれば、明日にでもできる」

と突き放し、これらの問題が解決されない限りは「過去の清算」としての経済援助はあり得ないとの見方を示した。

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