2020年 1月 28日 (火)

自動車雑誌業界に再編の動き 若者の車離れに新車販売の低迷

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   若者の車離れが話題になり、販売台数も低迷する中で、その影響が自動車雑誌業界にも及んできた。最大手の三栄書房ニューズ出版の合併が決まるなど、業界は対策を模索している。10年前に比べると、クルマ雑誌の売り上げは半減した、という話もあり、再編の動きがこれから加速する、という見方も有力だ。

業界トップと第三位が合併

   創業60年以上の歴史がある業界最大手の三栄書房(東京都新宿区)は第三位のニューズ出版(品川区)と2009年1月1日付けで合併する、と08年7月2日に発表した。合併後の新名称は三栄書房となる。両社は01年から協力体制を敷き、モータースポーツ専門誌を手がける編集プロダクションや、共同持ち株会社を設立していた。

   三栄書房はオートレースやチューニングといった分野で定評があり、500~600円の価格帯で大量に販売するというビジネスモデルを展開している。売れ筋はスクープから新車の評価まで載せた「ニューモデル・マガジンエックス」や、新車発表直後に出している「ニューモデル速報」だ。一方、ニューズ出版はコアな車ファンに向けた1000円~2000円台のチューニング誌を得意としている。スポーツカーのチューニング誌「ハイパーレブ」やワゴン車のドレスアップを特集する「スタイルRV」などだ。ターゲットとする層はかぶらず、合併によってシェアを広げられる、と期待している。

   合併の背景には、新車の販売台数が低迷し、車雑誌の売り上げが落ちていることが挙げられる。お得意様である若者層が「車離れ」しているのも痛い。三栄書房の担当者は「業界全体で10年前に比べて売り上げが半減した」と厳しい現状を指摘する。

   販売部数だけでなく、広告面も厳しい。以前は新車広告の多くが車専門誌に掲載されていたが、最近ではファッション雑誌やウェブサイトに分散しているという。新会社では扱う車雑誌のジャンルを細分化し、広告増につなげていく考えだ。また、毎年25万人を動員するイベント「東京オートサロン」にも力を入れたり、DVD付き月刊誌を増やすなど、出版周辺の事業で拡大を狙っている。

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