2024年 4月 27日 (土)

布団やカーペット洗える「コインランドリー」 「クリーニング店」より安くて早いと人気

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   石油価格の高騰でクリーニング店のサービス価格が上がり、羽毛布団やカーテン、カーペットも洗えるコインランドリーの利用が人気だ。クリーニングに比べて、値段が安くて仕上がりが早いからだ。主婦の節約志向はいろいろな面で急速に進んでいる。

羽毛布団シングル2枚丸洗いして1500円

   全国に107店のコインランドリーを展開する洗い屋本舗(東京都八王子市)は、羽毛布団や毛布、カーテンやカーペットが洗える大型機(12~22kgサイズ)を導入している。家庭の洗濯機で洗うには大きすぎて、クリーニングに出していたのが、コインランドリーで手軽に洗えるようになり、主婦を中心に女性が利用している。

   人気の理由は、安さと仕上がりの早さだ。羽毛布団シングル2枚が一度に洗えて、洗濯代800円に乾燥代700円で合計1500円。同じ分量をクリーニング店に出すと約1万円かかる。かなりお得なのは間違いない。さらにクリーニングは仕上がるまでに3、4日以上かかるが、コインランドリーは洗いに30分、乾燥に30~40分と、合計1時間近くで済む。同社業務部の責任者は

「洗濯機から乾燥機に移す手間はありますが、洗ってその日のうちに使えると好評を得ています。使用感についても、『ふくらみが出て、新品同様になった』という声が寄せられていて、継続して利用してもらっています」

とPRする。

   同社では大型機の販売もしている。

「大型機は毎月3~5台程度、売れています。いまどき布団が洗えないコインランドリーは集客効果がなく、台数を増やしているようです」

と話す。また全国規模でコインランドリーを運営している大手企業は全店舗に大型機を導入、ここでも主婦に好評だ。

   家庭用の洗濯機も進化している。クリーニング店と同じ方式を用いた「ドラム式洗濯機」は「もみ洗い」と「たたき洗い」ができ、これまでの水流式に代わり主流になっている。さらに、革製品やシルク製品が洗える洗濯機も登場した。空気中の酸素をオゾンに変えて吹き付けて、水を使わずに汚れを分解する。

   最近は洗えるスーツも登場した。紳士服大手のコナカは「シャワークリーンスーツ」を2008年2月から販売している。温水シャワーで流すと汗の汚れや臭い、ホコリや花粉、食べこぼしが取れる。シャワー後、水切りに約1~2時間放置して、水滴が落ちなくなったら風通しの良い場所に移動させるだけと簡単だ。

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